熱帯低気圧が発達
24時間以内に「台風1号」発生の可能性
2023/04/11 10:40 ウェザーニュース
4月11日(火)9時現在、フィリピンの東で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。発生すれば台風1号と呼ばれることになります。
今後はフィリピンの東を北に進む見通しで、日本への影響はありません。
▼熱帯低気圧 4月11日(火)9時
中心位置 フィリピンの東
移動 西 20 km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
» 雨雲レーダー台風モード
沖縄の南に北上 その後は北東に転向の可能性
この熱帯低気圧はしばらく北西に進み、沖縄の南に進む予想です。その後の進路はまだ予測の誤差が大きいものの、北東向きに転向して伊豆諸島・小笠原諸島方面に進む可能性があります。
台風になった後も発達を続けることが予想されているため、台風の中心が直撃せずとも沖縄県や鹿児島県の奄美、東京都の伊豆諸島・小笠原諸島などでは、大雨や強風、高波などの影響が出ることが考えられます。今後の情報に注意するようにしてください。
» 予想天気図
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
東京都 13 %
沖縄県大東島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む
4月の平年の発生数は0.6個 この時期の発生も珍しくない
平年の台風発生数
2023年はまだ台風が発生していません。例年の北西太平洋では、1〜3月に台風の発生が最も少ない時期を迎え、4月頃から徐々に発生が増え始めます。
2022年は4月に2つの台風が発生しており、この時期に台風が発生することは珍しいことではないと言えます。