つらい花粉症を食事から改善してみませんか。『季節の不調が必ずラク~になる本』(文化出版局)の著者で源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生(国際中医薬膳師)に、東洋医学からの花粉症改善を教えていただきます。
花粉症は体質から改善?
花粉症は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみだけでなく、頭痛やひどい眠気などさまざま。花粉症シーズンは勉強や仕事に集中しづらくなっている人も多いと思います。
「東洋医学で花粉症は、飛散している花粉に対し、体のバリアがきちんと働かず、デトックスできないことで起きると考えます。花粉が鼻や皮膚、粘膜から体に侵入してしまい、侵入した花粉をうまく排出したり、解毒することができないことにより、アレルギー反応が生じてしまうということが問題なのです。花粉症を改善するには、体質からの改善が必要です」(瀬戸先生)
「東洋医学で花粉症は、飛散している花粉に対し、体のバリアがきちんと働かず、デトックスできないことで起きると考えます。花粉が鼻や皮膚、粘膜から体に侵入してしまい、侵入した花粉をうまく排出したり、解毒することができないことにより、アレルギー反応が生じてしまうということが問題なのです。花粉症を改善するには、体質からの改善が必要です」(瀬戸先生)
おすすめの3つの食材
瀬戸先生は、花粉症改善のために毎日の食事で意識して食べたいものを3つ挙げます。1つめは葉野菜です。
「花粉症改善には、花粉を体内に溜めないために排出・解毒を担当する『肝(かん、肝臓)』の働きが重要です。『緑』の葉野菜は、肝を助けるとされています。今でも1月7日に七草粥を食べる習慣が残っていますが、旧暦の正月七日は立春過ぎ。『春の七草』は、春に食べたい食材なのです。特にせりは薬膳的にも花粉症に最適です。
キャベツや菜の花、小松菜など、今の時季は美味しい葉野菜がたくさんありますが、できるだけ多くの種類を食べるのがいいでしょう。食べ方は、生のままよりも加熱したもの。みそ汁やスープなら消化しやすく、体も温まります。忙しいときや疲れているときは、市販のカット野菜や冷凍野菜でもかまいません」(瀬戸先生)
2つめは味噌です。
「発酵食品は、免疫とも関わりの深い腸内環境の改善に役立ちます。味噌や納豆などの大豆の発酵食品は、高い効果が期待できます。
おすすめしたい食べ方は味噌汁です。特に胃が修復され、活発に活動するとされる、朝7〜9時に食べるのが効果的です。味噌は本醸造のものを選びましょう。具材としてキャベツや菜の花、小松菜などの野菜をたっぷり入れるといいでしょう」(瀬戸先生)
3つ目は日本の香味野菜の代表ともいえる“シソ”です。
「シソは、解毒作用に優れており、花粉を排出するのに役立つとされています。特にお腹が冷えやすく、汗をかくのが苦手なタイプの人におすすめです。生の青じそはもちろん、梅干しに入っている赤じそも積極的に食べるといいでしょう。赤じそのふりかけや、青じそをしょうゆ漬けにするのもアイデアです。
また、日本でよく使われるハーブは、シソ科のものが多いので似たよう効果が期待できます。タイム、セージ、バジル、ミント、レモンバームなど、上手に活用しましょう。ハーブティーでもよく、目のかゆみがある場合はミントティーがおすすめです」(瀬戸先生)
「花粉症改善には、花粉を体内に溜めないために排出・解毒を担当する『肝(かん、肝臓)』の働きが重要です。『緑』の葉野菜は、肝を助けるとされています。今でも1月7日に七草粥を食べる習慣が残っていますが、旧暦の正月七日は立春過ぎ。『春の七草』は、春に食べたい食材なのです。特にせりは薬膳的にも花粉症に最適です。
キャベツや菜の花、小松菜など、今の時季は美味しい葉野菜がたくさんありますが、できるだけ多くの種類を食べるのがいいでしょう。食べ方は、生のままよりも加熱したもの。みそ汁やスープなら消化しやすく、体も温まります。忙しいときや疲れているときは、市販のカット野菜や冷凍野菜でもかまいません」(瀬戸先生)
2つめは味噌です。
「発酵食品は、免疫とも関わりの深い腸内環境の改善に役立ちます。味噌や納豆などの大豆の発酵食品は、高い効果が期待できます。
おすすめしたい食べ方は味噌汁です。特に胃が修復され、活発に活動するとされる、朝7〜9時に食べるのが効果的です。味噌は本醸造のものを選びましょう。具材としてキャベツや菜の花、小松菜などの野菜をたっぷり入れるといいでしょう」(瀬戸先生)
3つ目は日本の香味野菜の代表ともいえる“シソ”です。
「シソは、解毒作用に優れており、花粉を排出するのに役立つとされています。特にお腹が冷えやすく、汗をかくのが苦手なタイプの人におすすめです。生の青じそはもちろん、梅干しに入っている赤じそも積極的に食べるといいでしょう。赤じそのふりかけや、青じそをしょうゆ漬けにするのもアイデアです。
また、日本でよく使われるハーブは、シソ科のものが多いので似たよう効果が期待できます。タイム、セージ、バジル、ミント、レモンバームなど、上手に活用しましょう。ハーブティーでもよく、目のかゆみがある場合はミントティーがおすすめです」(瀬戸先生)
おすすめ食材は他にも!
3つ以外にも、食事に積極的に取り入れたい食材があります。
「花粉を体に入れないために胃腸と粘膜を丈夫にするは、にんじんやかぼちゃ、はちみつなどの黄色い食材、山芋やオクラなどネバネバした食材、発酵食品があります。
ナッツ類やごま、はちみつも肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。適度に食べましょう。
花粉を排出するためには、キノコ類、豆類、ごぼうなどお通じをよくする食材をとりましょう。また、解毒作用を高めるには葉野菜やシソ以外にブロッコリー、緑豆もやし、山菜類、豆類などがおすすめです。
なお、花粉症の症状がひどいときはアレルギーを誘発しやすい食材は避けた方がよいでしょう。エビ、カニ、貝類、青魚、山菜類などは注意してください」(瀬戸先生)
花粉症対策を日々の食事から気をつけて、少しでも快適に過ごせるよう心がけていきましょう。
» ウェザーニュース 花粉飛散予想
» アプリ お天気ニュース記事一覧» お天気ニュース記事一覧
「花粉を体に入れないために胃腸と粘膜を丈夫にするは、にんじんやかぼちゃ、はちみつなどの黄色い食材、山芋やオクラなどネバネバした食材、発酵食品があります。
ナッツ類やごま、はちみつも肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。適度に食べましょう。
花粉を排出するためには、キノコ類、豆類、ごぼうなどお通じをよくする食材をとりましょう。また、解毒作用を高めるには葉野菜やシソ以外にブロッコリー、緑豆もやし、山菜類、豆類などがおすすめです。
なお、花粉症の症状がひどいときはアレルギーを誘発しやすい食材は避けた方がよいでしょう。エビ、カニ、貝類、青魚、山菜類などは注意してください」(瀬戸先生)
花粉症対策を日々の食事から気をつけて、少しでも快適に過ごせるよう心がけていきましょう。
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