台風21号(ハイタン)発生 今月3つ目の台風発生
2022/10/18 16:32 ウェザーニュース
10月18日(火)15時、南鳥島近海で台風21号(ハイタン)が発生しました。先週発生した台風19号・20号に続き、今月3つ目の台風発生です。
このあとも北寄りに進み、日本のはるか東の海上で、温帯低気圧へと変わる見込みです。日本への影響はありません。
▼台風21号 10月18日(火)15時
中心位置 南鳥島近海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北 20 km/h
中心気圧 1002 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
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台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
東京都 13 %
沖縄県大東島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む
沖縄は強い雨や風、高波に注意
台風20号は今後西寄りに進み、フィリピンと台湾の間のバシー海峡を抜けて、南シナ海に向かう予想です。日本からは離れているものの、台風周辺の湿った空気や高気圧の周囲をまわる風の流れなどの影響で、雨雲が沖縄付近に流れ込んでいます。
沖縄本島や先島諸島では一時的な強い雨や強風、高波に注意が必要です。台風が離れた週明け以降も、沖縄では前線や湿った空気の影響ですっきりとしない天気が続く予想です。
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予報円の大きさは「強さ」や「大きさ」とは関係ない
今回の台風では進路図に破線の円で示された「予報円」が大変大きいことが特徴です。5日先にかけて、気象庁の台風予報の中では5段階の最大の大きさ(Cランク)となっています。
この予報円の大きさは、台風の強さや大きさを示しているのではなく、進路の不確実さの度合いを表しています。
気象庁の現在の定義では、予報円は台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を示していますので、この円が小さいと予報の信頼度が高い、この円が大きいと予報の信頼度が低いと読み取ることが出来ます。
台風情報を正確に理解して、適切な防災行動・避難行動をとれるようにしましょう。
10月もまだ発生数が多い
平年の台風発生数
今年9月は7つと平年よりも多く台風が発生しましたが、10月になってからは発生が落ち着き、今回発生した台風21号で今月3つ目となります。
ただ、10月の台風発生数の平年値は3.4個ですので、台風シーズンはまだ続いています。11月に近づくにつれて本州付近に影響を及ぼす台風は少なくなる傾向ですが、まだ油断はできません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風21号の名前「ハイタン(Haitang)」は中国が提案した名称で「海棠」を意味する言葉からとられています。