九州南部に特別警報発表中 台風14号上陸し鹿児島市は台風の目の中に
2022/09/18 19:30 ウェザーニュース
台風14号の接近に伴い、宮崎県に大雨特別警報が、鹿児島県に暴風・波浪・高潮特別警報が発表されています。
台風は19時頃に鹿児島市付近に上陸し、宮崎県や鹿児島県では今夜遅くにかけて荒天のピークが続きます。
既に台風が接近し猛烈な風が吹き荒れ危険な状況となっています。屋内の窓から離れた場所など、なるべく安全な場所で身の安全を確保して下さい。
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大雨特別警報の対象市町村(二次細分区域名)
河川の氾濫・多発的な土砂災害に厳重警戒
宮崎県内では台風14号の接近前から雨が降り続き、総雨量は400mmを超える大雨になっています。広範囲で多発的な土砂災害が発生したり、河川の氾濫・決壊により大規模な浸水被害が発生するおそれがあります。
ご自身のいる場所が斜面の近くなど崩れやすい場所である場合、すぐに避難してください。避難する余裕がなかったり、すでに周囲に土砂の流入や浸水が始まっているのなら、少しでも助かる可能性がある家の上階、山や崖の反対側に行くようにしてください。
この状況は明日19日(月)にかけて続く見通しです。
命を守る最善の行動を
「特別警報」は、「警報」の発表基準をはるかに超える数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表され、対象地域の住民の方々に対して最大限の警戒を呼びかけるものです。
また、気象庁では気象警報等の防災気象情報について、取るべき行動を直感的に理解出来るよう5段階の「大雨警戒レベル」での表現を提供しています。レベル5は災害が切迫しているか既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況です。
台風等を要因とする特別警報とは
気象等に関する特別警報は、雨を要因とするもの(大雨)、台風等を要因とするもの(暴風・高潮・波浪・暴風雪)、雪を要因とするもの(大雪)の3つに大別されます。
台風等を要因とする特別警報は、数十年に一度の強度の台風や、同程度の温帯低気圧により、暴風・高潮・波浪・暴風雪になると予想されるときに気象庁から発表される特別警報です。
台風等の場合は災害が発生する前から暴風が吹き荒れ、災害が発生する頃には屋外での移動を伴う避難が困難となってしまうため、荒天が始まる前に発表されるのが特徴です。
宮崎県に発表された雨を要因とする特別警報は、すでに危険が迫っていますので、迅速な避難行動が必要です。
鹿児島市内は台風の目に 吹き返しに警戒
ウェザーニュースアプリのユーザーから直近30分間に寄せられた報告をみると、鹿児島市周辺で「台風の目に入った」という投稿が急増していました。
台風は鹿児島市付近に上陸したあとも北上を続け、まもなく吹き返しの風が強まり始める見通しです。油断をせず暴風に厳重に警戒してください。
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