24時間で気圧が55hPa低下する急発達
台風14号は海面水温が高く、上空との風速差が小さい領域を進んで急速に発達しました。昨日16日(金)3時の時点で965hPaだった中心気圧は24時間で910hPaまで低下し、猛烈な台風となっています。
今年になって猛烈な勢力の台風は11号に続いて2つめで、中心気圧はそれよりも低いため、14号は今年最も発達した台風です。
▼2022年の台風のピーク時勢力(14号は17日6時時点)
台風14号 910hPa 55m/s(猛烈な)
台風11号 920hPa 55m/s(猛烈な)
台風1号 945hPa 45m/s(非常に強い)
気象衛星ひまわり8号による雲画像では、中心付近には非常にはっきりとした目がみられ、その周辺には密集した雲がほぼ円形を描く、発達した台風の典型的な姿が確認できます。
今年になって猛烈な勢力の台風は11号に続いて2つめで、中心気圧はそれよりも低いため、14号は今年最も発達した台風です。
▼2022年の台風のピーク時勢力(14号は17日6時時点)
台風14号 910hPa 55m/s(猛烈な)
台風11号 920hPa 55m/s(猛烈な)
台風1号 945hPa 45m/s(非常に強い)
気象衛星ひまわり8号による雲画像では、中心付近には非常にはっきりとした目がみられ、その周辺には密集した雲がほぼ円形を描く、発達した台風の典型的な姿が確認できます。
九州接近時も非常に強い勢力を保つ予想
台風は明日18日(日)にかけて勢力を保ったまま北上を続け、屋久島の南海上に達した時点でも、猛烈な勢力のままの見込みです。その後は勢力を落とすものの、19日(月)朝にかけて九州に接近する際も、非常に強い勢力が予想されます。
非常に強い勢力で上陸した台風は、2018年21号など現在と同じ強さの基準になった1991年以降で3例しかありません。台風の影響を受けることの多い九州であっても稀な勢力での接近と言えますので、大きな影響が出ることが懸念されます。
九州にかなり接近、もしくは上陸する可能性が高く、瞬間的には60m/sを超えるような猛烈な風が吹き荒れるおそれがあります。
外に出るのは非常に危険で、建物が倒壊してもおかしくないような風です。送電設備に影響が出て、大規模な停電に繋がることも懸念されます。風が強まった後は避難が困難になりますので、自治体の情報を確認しつつ、対策や避難などは早めに行ってください。
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非常に強い勢力で上陸した台風は、2018年21号など現在と同じ強さの基準になった1991年以降で3例しかありません。台風の影響を受けることの多い九州であっても稀な勢力での接近と言えますので、大きな影響が出ることが懸念されます。
九州にかなり接近、もしくは上陸する可能性が高く、瞬間的には60m/sを超えるような猛烈な風が吹き荒れるおそれがあります。
外に出るのは非常に危険で、建物が倒壊してもおかしくないような風です。送電設備に影響が出て、大規模な停電に繋がることも懸念されます。風が強まった後は避難が困難になりますので、自治体の情報を確認しつつ、対策や避難などは早めに行ってください。
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参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構