台風13号(マールボック)発生 今月2つ目の台風発生
2022/09/12 10:28 ウェザーニュース
9月12日(月)9時、ウェーク島近海で発達中の熱帯低気圧が台風13号(マールボック)になりました。今月2つ目の台風発生です。
発達して日本のはるか東へ北上する予報で、日本への直接の影響はありません。
▼台風13号 9月12日(月)9時
中心位置 ウェーク島近海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東北東 10 km/h
中心気圧 998 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
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沖縄付近を通過し東シナ海に北上か
気象庁の進路予報をみると、この台風は北西方向に進んで沖縄の南に達することが予報されています。まだ進路の誤差はかなり大きいため、予報円が大きくなっています。
進路図の破線で示された「予報円」は、その時刻に台風の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円が大きいことは進路の誤差が大きいことを示していて、台風の勢力や大きさの変化を表すものではありません。
この図は、世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。まだ進路には幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらを見ると、沖縄方面から東シナ海へ向かう進路をとるものが多いため、この方面に進む確率が高くなっていると考えられます。
ただ、進路の予測はまだ東西の幅が大きく、コースによって影響が変わってきます。今後の台風情報等を随時確認するようにしてください。
3号 南シナ海を北西に進み中国の華南へ
台風3号は発達して、1日(金)9時に風速25m/s以上の風が吹く暴風域が出来ました。今後もやや発達しながら南シナ海を北西に進み、3日(日)頃には中国の華南へ接近・上陸する見通しです。
中国に上陸後は勢力を落として熱帯低気圧になる予想で、日本への影響はない見込みです。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
東京都 13 %
沖縄県大東島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む
9月は本州方面に影響する台風の多い時期
主な台風の進路
今回発生した台風13号は、今年9月に入って2番目に発生した台風です。
9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで台風発生の多い月です。そして秋はジェット気流の位置の変化などにより、本州方面に影響を及ぼす台風が多い時期になります。台風への備えをしっかりとしておきましょう。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風13号の名前「マールボック(Merbok)」はマレーシアが提案した名称で、鳥の名前からとられています。
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