北上を示唆するシミュレーションが増加傾向
記事冒頭の図は、予報円は気象庁の15時の進路予報、細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。細い線はアンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、9月2日(金)頃までは沖縄の南に進む傾向が揃っているものの、その後はばらつきが大きいことがわかります。とはいえ誤差は若干縮小傾向で、東シナ海を北上し九州の西に向かうメンバーの数が徐々に増えています。
まだ正確な台風の進路や勢力を特定するのが難しい状況で、今後さらに予報が変わることも想定されるため、随時新しい情報をご確認ください。
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これらのメンバーを比較すると、9月2日(金)頃までは沖縄の南に進む傾向が揃っているものの、その後はばらつきが大きいことがわかります。とはいえ誤差は若干縮小傾向で、東シナ海を北上し九州の西に向かうメンバーの数が徐々に増えています。
まだ正確な台風の進路や勢力を特定するのが難しい状況で、今後さらに予報が変わることも想定されるため、随時新しい情報をご確認ください。
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予報円が大きい≠台風が大きい
進路図の破線で示された「予報円」は、その時刻に台風の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円が大きいことは進路の誤差が大きいことを示していて、台風の勢力や大きさの変化を表すものではありません。
台風11号の場合、5日先の予報円は直径1040km(B)と、気象庁の台風予報の中では5段階の3番目の大きさとなっています。昨日までは直径1300km(C)と最も大きかったため、予報の誤差はやや小さくなったと考えられます。
台風11号の場合、5日先の予報円は直径1040km(B)と、気象庁の台風予報の中では5段階の3番目の大きさとなっています。昨日までは直径1300km(C)と最も大きかったため、予報の誤差はやや小さくなったと考えられます。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」はラオスが提案した名称で、国立保護区の名前が由来です。
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台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」はラオスが提案した名称で、国立保護区の名前が由来です。
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