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【東日本】花粉飛散傾向2022

2021/10/04 12:48 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東・山梨北陸・長野東海

■関東・山梨
多かった前シーズンの反動 前年比でやや減少

過去10年の花粉飛散量と2022年予想
2021年夏は前線や低気圧、台風の影響を受けた時期があったものの、日照時間は概ね平年並で、気温は平年を上回りました。

2021年春の花粉飛散量は 2020年春から2倍前後に増えていることから、2022年は「裏年」になる傾向にあると予想されます。

夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2022年春の花粉飛散量は平年の60~78%、2021年の72~88%になる予想です。飛散量は前年からやや減少する予想ですが、大幅に減る状況ではありません。

また、風が強い日は特に飛散量が増える傾向にあるため、油断せずに対策を行ってください。

     2021年比 平年比
茨城   73%  75%
栃木   76%   75%
群馬   72%  69%
埼玉   79%  72%
千葉   77%  78%
東京   79%  77%
神奈川  78%  76%
山梨  88%  60%

■北陸・長野
雄花の生育に適した夏 前年比で飛散量増

過去10年の花粉飛散量と2022年予想
2021年夏は前線や低気圧、台風の影響を受けた時期があったものの、晴れる日が多く気温、日照時間共に平年を上回りました。

2021年は花粉の飛散量が前年を上回り「表年」となりましたが、2021年夏の天候が雄花の生育に適していたため、2022年の飛散量も前年を上回ると見ています。

夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2022年春の花粉飛散量は平年の62〜88%、2021年の103〜130%になる予想です。2021年に比べて症状がさらに重くなる可能性があるため、早めに対策を施しておくと安心です。

なお、北陸エリアで飛散するのはスギ花粉が中心で、ヒノキ花粉の飛散は少ない傾向にあります。

     2021年比 平年比
長野  103%   62%
新潟  130%   88%
富山  118%   70%
石川  119%   70%
福井  107%   63%

なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海
飛散量増の反動 前年比で飛散量は減

過去10年の花粉飛散量と2022年予想
2021年夏は梅雨前線や秋雨前線、台風の影響を受けた時期があったものの、気温は平年を上回り、日照時間はほぼ平年並でした。

2021年春の花粉飛散量は 2020年春から2倍前後に増えていることから、2022年は「裏年」になる傾向にあると予想されます。
夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2022年春の花粉飛散量は平年の 70〜85%、2021 年の 68〜81%になる予想です。

2021年よりも飛散量が少なくなる予想ですが、晴れて気温が上がる日には花粉が大量に飛ぶおそれがあるため、油断せずに対策を行ってください。

     2021年比 平年比
静岡  81%   73%
愛知  78%   71%
岐阜  78%   70%
三重  68%   85%