2022年の花粉飛散量
関東から西は今年よりも減少傾向
2022年の花粉飛散量は、北日本や北陸で今年より多いものの、その他のほとんどの地域では少ない予想です。
北海道では今年の1.8倍程度、東北・北陸では1.3倍程度に増える地域もある予想となっています。
関東から西では少ない予想の地域がほとんどで、特に今年の飛散量が多かった四国や九州南部では半分程度になる可能性があります。
北海道では今年の1.8倍程度、東北・北陸では1.3倍程度に増える地域もある予想となっています。
関東から西では少ない予想の地域がほとんどで、特に今年の飛散量が多かった四国や九州南部では半分程度になる可能性があります。
平年比(2012年〜2021年の平均との比較)で見てみると、東北から九州にかけて平年並からやや少ない予想で、北海道は平年よりも多い予想です。
全国平均では平年の82%程度になるとみています。
全国平均では平年の82%程度になるとみています。
北日本や西日本は前年の夏の天候を反映
花粉の飛散予想は、前年の夏の天候や年ごとの飛散量の増減傾向などの条件により決まります。2022年の花粉飛散量の予想の根拠は以下の通りです。
前年の夏に十分な日照があり、気温が上がるほど花粉の発生源となる雄花の生育が活発になる傾向があります。これは、よく晴れた暑い夏ほど光合成が盛んになるためです。
2021年6月は梅雨前線が本州の南の海上に停滞する日が多く、北日本や東日本、西日本の日本海側を中心に日照時間が多くなりました。北日本では記録的な多照となり、気温も高くなりました。
7月上旬は梅雨前線が停滞して関東から中国地方を中心に大雨となりましたが、中旬以降は晴れた日が多く、北日本や東日本の日本海側を中心に日照時間が多くなり、北日本では気温もかなり高くなりました。
8月に入ると台風や停滞する秋雨前線の影響で西日本では記録的な大雨となり、日照時間は平年に比べてかなり少なく、気温も低くなりました。東日本でも日照時間が少なくなりましたが、北日本の日照時間や気温は平年並でした。
夏の天候を総合すると、北日本では日照時間、気温共に平年を大きく上回り、雄花の生長に適した天候であったと言えます。
一方、西日本では日照時間、気温共に概ね平年並からやや少なく・低くなり、雄花の生育にはやや不向きな天候となりました。
前年の夏に十分な日照があり、気温が上がるほど花粉の発生源となる雄花の生育が活発になる傾向があります。これは、よく晴れた暑い夏ほど光合成が盛んになるためです。
2021年6月は梅雨前線が本州の南の海上に停滞する日が多く、北日本や東日本、西日本の日本海側を中心に日照時間が多くなりました。北日本では記録的な多照となり、気温も高くなりました。
7月上旬は梅雨前線が停滞して関東から中国地方を中心に大雨となりましたが、中旬以降は晴れた日が多く、北日本や東日本の日本海側を中心に日照時間が多くなり、北日本では気温もかなり高くなりました。
8月に入ると台風や停滞する秋雨前線の影響で西日本では記録的な大雨となり、日照時間は平年に比べてかなり少なく、気温も低くなりました。東日本でも日照時間が少なくなりましたが、北日本の日照時間や気温は平年並でした。
夏の天候を総合すると、北日本では日照時間、気温共に平年を大きく上回り、雄花の生長に適した天候であったと言えます。
一方、西日本では日照時間、気温共に概ね平年並からやや少なく・低くなり、雄花の生育にはやや不向きな天候となりました。
関東などは2022年の飛散量は少ない傾向
東日本では今年の夏は気温が平年をやや上回ったものの、関東では日照時間は概ね平年並みでした。
花粉の飛散量は年ごとに周期的に増減し、飛散量が前の年に多いと、翌年は飛散量が少なくなる傾向にあります。
2021年は東日本では、飛散量が前年よりは多くなっていました。その反動で2022年の飛散量は今年よりも少なくなると見込んでいます。
ただし、夏の天候の影響で飛散量の多い年と少ない年が不明確になる年もあります。
花粉の飛散量は年ごとに周期的に増減し、飛散量が前の年に多いと、翌年は飛散量が少なくなる傾向にあります。
2021年は東日本では、飛散量が前年よりは多くなっていました。その反動で2022年の飛散量は今年よりも少なくなると見込んでいます。
ただし、夏の天候の影響で飛散量の多い年と少ない年が不明確になる年もあります。