5月の予報精度は93% 今年1月~5月では91.6%
2021年5月のウェザーニュースの予報精度は93%となりました。(※1)
ここでいう予報精度は、実際に雨が降ったところに対して、当日朝に雨の予報が出ていたかどうかを示す「降水捕捉率」を元にしています。「降水(雨や雪)を見逃さなかった」割合です。
1月から5月までの期間トータルでの予報精度は91.6%となり、90%を上回る結果になりました。
>>ウェザーニュース-2021年1月~5月の降水捕捉率評価データ
ここでいう予報精度は、実際に雨が降ったところに対して、当日朝に雨の予報が出ていたかどうかを示す「降水捕捉率」を元にしています。「降水(雨や雪)を見逃さなかった」割合です。
1月から5月までの期間トータルでの予報精度は91.6%となり、90%を上回る結果になりました。
>>ウェザーニュース-2021年1月~5月の降水捕捉率評価データ
降水捕捉率以外の項目も評価
ウェザーニュースの天気予報では、市民生活において最も影響の大きい「降水を見逃さないこと(降水捕捉率)」を最も重視すべき精度評価項目としています。
しかし、降水捕捉率のみを追求すると「雨予報を多めにすれば捕捉率が上がる」というずるい方法をとれてしまうため、過剰に雨予報の出る天気予報になってしまいます。「雨の降らないときは雨予報は出ない」天気予報でないと、実用上は意味がありません。
そのため、ウェザーニュースでは「適中率(※2)」という指標も評価項目として設定していて、高い「的中率」を維持したまま降水捕捉率の向上に努めています。
2021年5月の適中率実績は88%となり、1月から5月まで通して高い水準を維持しているといえます。(※3)
>>ウェザーニュース-2021年1月~5月の適中率評価データ
しかし、降水捕捉率のみを追求すると「雨予報を多めにすれば捕捉率が上がる」というずるい方法をとれてしまうため、過剰に雨予報の出る天気予報になってしまいます。「雨の降らないときは雨予報は出ない」天気予報でないと、実用上は意味がありません。
そのため、ウェザーニュースでは「適中率(※2)」という指標も評価項目として設定していて、高い「的中率」を維持したまま降水捕捉率の向上に努めています。
2021年5月の適中率実績は88%となり、1月から5月まで通して高い水準を維持しているといえます。(※3)
>>ウェザーニュース-2021年1月~5月の適中率評価データ
降水捕捉率は気象庁より高水準 適中率も同等以上
1995年のいわゆる「天気予報の自由化」以降、天気予報を出す会社が独自に、アプリやサイトなどで天気や気温の予想を出すことができるようになりました。それぞれの会社が独自情報で予報を発表するため、各社の天気予報には違いがあり、その精度にも差が生じています。
ここでは、ウェザーニュースと同様に、発表した予報に対して評価をホームページで公開している気象庁と、降水捕捉率・適中率を比較しました。
降水捕捉率については、ウェザーニュースの予報精度がほとんどの月で90%を超えているのに対して、気象庁は90%を超えた月はありませんでした。1月~5月トータルでも80%台になっており、ウェザーニュースの方が3~7ポイント上回っている状況です。
また、適中率については月によって変化があるものの、ウェザーニュースの値は、気象庁と同水準、またはやや上回る結果となりました。
>>ウェザーニュース・気象庁 予報精度比較-2021年1月~5月の降水捕捉率・適中率
ここでは、ウェザーニュースと同様に、発表した予報に対して評価をホームページで公開している気象庁と、降水捕捉率・適中率を比較しました。
降水捕捉率については、ウェザーニュースの予報精度がほとんどの月で90%を超えているのに対して、気象庁は90%を超えた月はありませんでした。1月~5月トータルでも80%台になっており、ウェザーニュースの方が3~7ポイント上回っている状況です。
また、適中率については月によって変化があるものの、ウェザーニュースの値は、気象庁と同水準、またはやや上回る結果となりました。
>>ウェザーニュース・気象庁 予報精度比較-2021年1月~5月の降水捕捉率・適中率
2021年これからの大雨シーズンに向けて
今年の1月から5月の予報精度は高い水準を維持することができました。
季節は出水期に入り、梅雨時期の大雨や短時間の局地的な強い雨、台風など災害を発生させる気象現象が増えてきます。また、最近話題となっている線状降水帯による豪雨など、予測が難しいとされている現象もありますが、これまで蓄積された知見とイノベーションによって、これに対応していきます。
これからも高い予報精度でみなさんに信頼される情報を発信することにより、防災・減災に更に役立てるように努力し続けます。
>>【予報精度向上への取り組み】予報のはずれを感じたらこちらへ報告
(※1)気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。
対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり(雨雪)」としています。
(※2)全予報数に対する「雨予報をして実際に雨が降った場合と、雨が降らない予報で実際に雨が降らなかった場合」合計の割合
(※3)降水捕捉率での評価と同じく気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり(雨雪)」としています。
季節は出水期に入り、梅雨時期の大雨や短時間の局地的な強い雨、台風など災害を発生させる気象現象が増えてきます。また、最近話題となっている線状降水帯による豪雨など、予測が難しいとされている現象もありますが、これまで蓄積された知見とイノベーションによって、これに対応していきます。
これからも高い予報精度でみなさんに信頼される情報を発信することにより、防災・減災に更に役立てるように努力し続けます。
>>【予報精度向上への取り組み】予報のはずれを感じたらこちらへ報告
(※1)気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。
対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり(雨雪)」としています。
(※2)全予報数に対する「雨予報をして実際に雨が降った場合と、雨が降らない予報で実際に雨が降らなかった場合」合計の割合
(※3)降水捕捉率での評価と同じく気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり(雨雪)」としています。
ウェザーニュース予報センター 気象予報士。千葉県旭市出身 自治体防災担当職員から転職し入社28年目。予報精度改善チームで予報業務および精度検証・改善を行っている。
参考資料など
降水捕捉率 検証方法説明(気象庁ホームページ) https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/kensho/explanation.html
気象庁 天気予報検証結果 https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/kensho/score_f.html
気象庁 天気予報検証結果 https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/kensho/score_f.html