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台風14号、想定される2つのシナリオ 雨や風の影響は

2020/10/08 15:27 ウェザーニュース

強い台風14号は、今週末にかけて日本に接近する可能性が高まっています。

世界各地の気象機関が計算したシミュレーションを元に、代表的な2つのシナリオを抽出し、それぞれのパターンとなった場合の影響やタイミングを解説します。
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この記事で扱う2つのシナリオは次の通りです。

A:東日本の沿岸に接近、もしくは上陸するシナリオ
B:東日本の沖合を進むシナリオ

どちらのパターンも房総半島や紀伊半島で大雨に警戒

予報円の中心を通った場合の総雨量の予想
台風の接近前から秋雨前線の影響で雨が降っていて、東日本や近畿の太平洋側では雨量がかさんで大雨となるおそれがあります。

特に、紀伊半島南部では地形の影響で、房総半島では沿岸前線と呼ばれる小規模な前線が形成される影響で、それぞれ大雨が予想されます。

8日(木)時点のウェザーニュースの予測では、11日(日)9時までの3日間(72時間)の総雨量は、紀伊半島南部では300mmを超えるところがあり、関東でも千葉県などで200〜300mmの雨が降る可能性があるとみています。

これに加え、Aパターンのシナリオに近くなった場合は、台風本体の活発な雨雲がかかり、紀伊半島南部や伊豆諸島、千葉県などで500mm近い大雨となるおそれがあります。土砂災害や河川の増水などに警戒してください。

Aパターンの場合は暴風にも警戒

台風は四国沖から徐々に勢力を落とし始めるため、暴風域に入るのは紀伊半島南部、伊豆半島、伊豆諸島、房総半島などが中心とみられます。

ただ、Aパターンのシナリオに近くなった場合は、台風の暴風域に入る地域が増え、都市部でも瞬間的に30m/s以上の暴風が吹くおそれがあります。停電などに警戒が必要です。

一方、Bパターンのシナリオに近くなった場合は、風の影響は少ない見込みです。

どちら寄りになるかは転向の状況次第

台風14号は現時点では北に進んでいますが、この先には太平洋高気圧の縁に沿って時計回りに曲がり、明日9日(金)にかけて北東に進行方向を変える見込みです。これを転向と呼びます。

早く転向を始める場合はBパターンのシナリオに近くなり、北上が長引くとAパターンのシナリオに近くなります。

転向が始まると、もう少し予測が正確になってきますので、今後も最新の情報を確認するようにしてください。
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