台風本体の雨雲は九州から離れたものの、南東側には何本も活発な雨雲の帯が伸びていて、四国から東海、関東にかけての太平洋側に激しい雨を降らせています。

9時30分までの1時間に静岡県富士宮市・白糸で55.0mmの非常に激しい雨、三重県南伊勢町で42.0mmの激しい雨を観測。静岡県には9時35分、土砂災害警戒情報が発表されました。

午後も南から湿った空気が流れ込み続けることで、断続的に激しい雨が降り、道路冠水や土砂災害、河川増水などのおそれがありますので、少なくとも今日いっぱいは警戒が必要です。
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依然として広い範囲が台風の強風域に入ってることに加え、台風と高気圧の間の気圧差が大きく、西日本から東海にかけて南よりの風が強まっています。特に南風が吹き抜けやすい、豊後水道や紀伊水道の沿岸部は平均で20m/s以上の強風です。

特に午前中は風の強い状況が続きますので、飛来物や風による鉄道など交通機関の乱れなどに注意をしてください。台風によって暴風に見舞われた九州では風によって壊れたり倒れたものが散乱している所がありますので、外出時は十分な注意が必要です。

北陸や東北日本海側は強い風がフェーン現象を引き起こし、35℃を超える厳しい暑さとなる見込みです。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風10号の名前「ハイシェン（Haishen / 海神）」は中国が提案した名称で、文字通り海の神という意味です。