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台風10号 大東諸島に接近 南大東は50m/s近い暴風に

2020/09/05 19:11 ウェザーニュース

9月5日(土)19時推定で、大型で非常に強い台風10号(ハイシェン)は南大東島の南約80kmを北北西に進んでいます。

中心気圧は920hPa、中心付近の最大瞬間風速は70m/s。今後も「非常に強い」勢力を維持したまま北北西に進み、大東諸島付近を通過する見込みです。既に暴風域に入っている大東諸島では、南大東で17時36分に最大瞬間風速48.1m/sを観測しました。沖縄本島や奄美大島も既に強風域に入っており、沖縄県の渡嘉敷村では18時16分に最大瞬間風速21.7m/sを観測しています。

▼台風10号 9月5日(土)19時推定
 存在地域   南大東島の南約80km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北北西 15 km/h
 中心気圧   920 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s
>>最新の台風情報

九州に接近時の勢力は過去最強クラスで停電のおそれも

台風10号による停電リスク予測
今後も台風10号は更に北北西に進み、明日6日(日)の未明から朝にかけて沖縄本島や奄美諸島が暴風域に入ると予想されます。18時頃には九州南部が暴風域に入る見込みです。
接近時の勢力は過去最強クラスで、特別警報の発表基準に達するレベルです。上陸をしなくても甚大な被害につながる危険性が高まります。最悪の事態を念頭に、可能な限り速やかに台風への備えを行うようにしてください。

ウェザーニュースによる「停電リスク予測」では、九州全域や中四国で停電の可能性があり、特に九州の沿岸部でリスク高くなっていることがわかります。停電が長時間に渡るおそれもありますので、予めの対策が必須です。
(過去の台風の際にウェザーニュースのアプリユーザーから得られた停電報告と、気象観測機の風速データの相関関係を分析した結果を元に計算したものです。)
>>台風10号による各地への詳しい影響予測

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風10号の名前「ハイシェン(Haishen / 海神)」は中国が提案した名称で、文字通り海の神という意味です。
>>最新の台風情報
<会員向け> 台風10号による現在地周辺の具体的な被害予測を提供中。起こりうる災害のリスクを事前に把握し、対策にお役立てください。