10月の南の空

この時期は、2等星で作られる大きな四角形が南の夜空に輝きます。これはペガスス座の一部で『秋の四辺形』と言われています。また、少し目線を下げると、くじら座が佇んでいます。その心臓の位置には、変光星の『ミラ』が輝いて、まるで心臓が脈動しているように周期的に明るさを変えます。※ミラは、約332日の周期で明るさが2等から10等に変わります。

10月の北の空

北の空には、大きなりゅう座が佇んでいます。明るい星がないため、あまり目立たない星座ではありますが、10月にはこの方向から『10月りゅう座流星群』が楽しめます。また、目線を上げると、トンガリ家の形をしたケフェウス座の姿があります。ここでは、太陽より1400倍以上大きい星『ガーネットスター』が、キレイな深紅色で輝いています。