亀田八幡宮道南

明徳元年の御創祀と伝えられており、江戸時代には松前藩の祈願所に定められ、慶長8年、本殿・拝殿が建立された記録があります。幕末の弘化4年には箱館奉行が大鳥居を奉納、また文久3年には社殿が改築され、現在まで旧拝殿(現神輿殿)として残されています。この時に奉納された狛犬は五稜郭や弁天台場を手掛けた石工によるものです。明治2年5月15日には境内も箱館戦争の戦場となり、旧拝殿には弾痕が残されています。同17日には旧幕府軍と新政府軍が会見して箱館戦争終結を迎え、その後亀田八幡宮前にて降伏の誓約を行い、翌日五稜郭が開城となりました。