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2011年04月16日

大潮…満潮時の冠水・浸水に注意
「南浜通ってきたら自宅近くなのに大冠水で町全部が瓦礫の山で復旧も全くで…現在あちこちで高潮なのか冠水中です」
宮城県石巻市(4/16)
◆満潮時は浸水や冠水に注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがっています。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期 4/16~20

【被災地の天気】
◆強風と昼夜の気温差に注意
天気回復しますが、東北北部ほど強い風が吹きます。宮城県沿岸付近も自転車が倒れるレベルの強い風が吹く可能性があり、砂ぼこりやスギ花粉が舞いやすくなります。外出や外での作業の際は、マスクなどでホコリ等を防ぐ事をおすすめします。昼間は日差しが暖かいですが、朝晩は冷え込むため、昼夜の気温差で体調を崩さないようにご注意ください。
各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【今後の余震や津波の注意点】

◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く可能性があります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。

■引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。

■「ゆらゆら」とした大きな揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波の可能性があります。「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】
17(日)昼間は、内陸エリアで西風(山から海へ向かう風)が吹きますが、海沿いエリアは弱い東風(海から山へ向かう風)です。


1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。