6月以降は顕著な高温が継続
コペルニクス気候変動サービスによると、11月の地球表面の平均気温は14.22℃で、11月で歴代最高だった2020年の気温を0.32℃上回ったとのことです。産業革命以前の基準値とされる1850〜1900年の平均値に比べると約1.75℃高くなっています。
1年間の平均気温も観測史上最も高い水準で推移していて、産業革命以前の基準値よりは1.46℃高く、これまでの最高となっている2016年に比べても0.13℃高めです。
1991〜2020年の平均値との偏差のグラフを見ると、1月〜4月にかけては2016年を下回っていたものの、6月以降は顕著な高温が継続し、過去の記録を大幅に上回っていることがわかります。
1年間の平均気温も観測史上最も高い水準で推移していて、産業革命以前の基準値よりは1.46℃高く、これまでの最高となっている2016年に比べても0.13℃高めです。
1991〜2020年の平均値との偏差のグラフを見ると、1月〜4月にかけては2016年を下回っていたものの、6月以降は顕著な高温が継続し、過去の記録を大幅に上回っていることがわかります。
ネット・ゼロへの到達が必要
1月末に発表されたWMOの報告書と同様に、コペルニクス気候変動サービスも2023年が過去最も暖かい一年になることはほぼ確実としていてます。
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コペルニクス気候変動サービスのディレクターBuontempo氏は「できるだけ早くネット・ゼロ(注)に到達することが、気候リスクを管理する効果的な方法である」と語っています。
(注)ネット・ゼロ:温室効果ガスの排出量から吸収量や除去量を差し引いた量をゼロにすること。
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現在、開催中のCOP28では閣僚級の会合が始まり、化石燃料の廃止に関する交渉が行われる見通しです。気候変動対策の2つのアプローチの一つである「緩和」への道筋がどのようになっていくか注目されます。
今後の気候変動を緩和させる行動とともに、すでに進行している気候変動への適応が必要になってきています。生活の中の日常的な「緩和」「適応」の実践が、未来の地球や私たちの生活を守ることにつながります。私たちも身の回りのできることから取り組み、地球の未来を考えてみませんか。
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(注)ネット・ゼロ:温室効果ガスの排出量から吸収量や除去量を差し引いた量をゼロにすること。
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