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2011年07月05日 リリース
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第2章 みんなの症状
2011年スギ・ヒノキ花粉の飛散量(2010年比)
■スギ・ヒノキは各地で昨年より多く飛散
今年のスギ・ヒノキ花粉は全国で昨年を大きく上回る飛散量となりました。特に東日本や北日本の太平洋側で飛散量が多く、静岡県では昨年の約12倍に。飛散量が多かったためか、今年花粉症デビューとなった方や、薬が効きにくくなった方も多くなりました。

■花粉の元となる雄花が多かった
花粉の元となる雄花の成長には前年の夏の日照時間が大きく影響します。昨年は東日本の太平洋側で日照時間が長く、そのため雄花は大量の花粉をつけました。もともとの花粉数が多くなったので、気温が低い日や天気が悪い日も花粉が飛散しやすく、飛散量の増加に繋がったようです。

■辛い期間が長くなった
本格シーズンの期間は昨年より1ヶ月程長くなるところもあり、症状が辛い期間が長かったのも特徴です。また、飛散数が減って本格シーズンが終盤になったGW頃には黄砂が飛来。これにより花粉症の症状が悪化した方もいました。

■北海道も昨年より多く飛散
シラカバ花粉の飛散量は昨シーズンの 2~3倍。 北海道も昨年の夏は暑かったため、雄花の量が多く なり、大量に飛散する結果になりました。 そのため、昨年より症状が重くなったり、辛い期間が長く なったようです。

■東北は震災の影響でさらに飛散拡大
東北南部では飛散量が増え始めた頃に東日本大震災が発生。余震でスギの木が揺れ、花粉が飛散しているとの報告も届きました。被災地では粉塵が花粉症の症状を悪化させ、さらにマスク等の対策グッズが入手しにくくなるなど、ツラいシーズンになりました。
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