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桜島|火山情報

2024/11/18 16:16 ウェザーニュース

火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続。 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

加治木町(北側)からの最新映像

気象庁の火山解説

火山活動の状況

11月15日から18日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。
桜島では、噴火活動が継続しています。

南岳山頂火口では、18日04時22分に爆発が発生し、噴煙は火口縁上700mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は観測されませんでした。また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。

火山性地震は少ない状態で経過しています。15日に継続時間の短い火山性微動が発生しました。

GNSS連続観測では、桜島島内の基線で2024年1月頃から山体収縮に伴うとみられるわずかな縮みが認められています。また、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線では、長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。

桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。

火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

火山性地震 爆発
11月15日 7回 0回
16日 1回 0回
17日 2回 0回
18日15時まで 9回 1回

防災上の警戒事項等

南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

過去の大噴火│2013年8月18日

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nenekoさんのウェザーリポート

大量の噴煙が鹿児島市内に

2013年8月18日(日)16時31分頃、桜島(昭和火口)で当時、観測史上最大規模の噴火が発生。煙高度は火口上5,000m(海抜6,000m)まであがり、北西方向である鹿児島市内に流れました。鹿児島市内のウェザーリポーターの皆さんからも多くの報告が届きました。

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生活にも大きな影響

ハリ→さんのウェザーリポート
「鹿児島市内は、運転出来ないくらいの灰が降ってますみなさん、気をつけて下さい」
みんとさんのウェザーリポート
桜島の北西にあたるエリア(特に鹿児島市)には大量の火山灰が降りました。市街地の上空は暗くなり、一時的に視界が悪化。傘をさして灰を避ける通行人やライトを点灯する車が目立ちました。

鹿児島に滞在する方へ

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火山灰から身を守る方法


できるだけ外出を控える
ゴーグル&マスク装着
激しい運動は避ける


火山灰はとても小さく、トゲトゲしているため、喘息の発作が起きやすくなります。また運動などして呼吸が荒くなると肺の奥まで入りやすくなるので、激しい運動は厳禁です。マスクがない場合は濡れたハンカチで鼻と口を押さえましょう。

目が痛くなることも。目の表面に傷がつくと、結膜炎にもなるおそれがあるので、ゴロゴロしたらこすらず水で洗い流し、コンタクトレンズなら眼鏡に変えることをオススメします。

部屋の中に入れない

・火山灰が降っている時は、ドアや窓を閉める。出来るだけ外に出ない。
・ドアや窓の隙間、通気口など、テープや湿ったタオルでふさぎ、掃除をする時は火山灰を軽く水でしめらせると集めやすくなります。
・家に入る時は上着を払いましょう。

━━━愛車を守るために━━━

雨の日はスリップ注意!
ワイパー厳禁
視界不良に注意


・火山灰は湿ると路面が滑りやすくなります。
・火山灰はガラスでできているので、ワイパーを使用するとフロントガラスが傷つき、かえって見えなくなります。ハケなどで乾いているうちに払い落とすか、濡れている時は水で手洗いをオススメします

━━おさまっても油断禁物━━

雨が降る前に掃除を

火山灰が雨水を含むと、側溝などにこびりつき、排水できずに溢れ、泥流が発生する原因になります。火山灰がおさまったら、市指定の火山灰収集袋に集めて、掃除を心がけましょう。もちろんマスク&ゴーグルは装着で!