気象庁の火山解説
火山活動の状況
阿蘇山では、火山性微動の1分間平均振幅が、中岳西山腹地震計の南北動成分で1.0マイクロメートル毎秒を下回っており、小さな状態で経過しています。
中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。
15日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり200トン(前回(7月8日)400トン)と少ない状態でした。
また、16日に実施した現地調査では、中岳第一火口底に緑色の湯だまりを確認しました。湯だまり量は約8割(前回(7月1日)約8割)で、湯だまり内で噴湯を確認しました。火口内では、火山活動の高まりを示す特段の変化は認められませんでした。
GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2024年10月頃から縮みの傾向が見られています。
阿蘇山では、火山性微動の振幅が一時的に増大するなど、火山活動に変化が認められていることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがあります。
中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。
15日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり200トン(前回(7月8日)400トン)と少ない状態でした。
また、16日に実施した現地調査では、中岳第一火口底に緑色の湯だまりを確認しました。湯だまり量は約8割(前回(7月1日)約8割)で、湯だまり内で噴湯を確認しました。火口内では、火山活動の高まりを示す特段の変化は認められませんでした。
GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2024年10月頃から縮みの傾向が見られています。
阿蘇山では、火山性微動の振幅が一時的に増大するなど、火山活動に変化が認められていることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがあります。
防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

