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7月の日本の気温 昨年を上回る過去最高 下旬は記録的暑さに

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2024/08/01 08:54 ウェザーニュース

7月の日本の平均気温は速報値で昨年を上回り、過去最高の記録を更新しています。

上旬と下旬には最高気温が40℃に達した地点があるなど、危険な暑さになる日が多くなりました。

18か月連続で平年よりも高い

都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による、7月の日本の平均気温偏差は+2.16℃でした。(速報値)

これまでの最も高かった昨年の+1.91℃を大きく上回り、観測史上最高を更新しています。平年よりも高い状況はこれで18か月連続となりました。

※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

上旬と下旬の気温が高い

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7月上旬は太平洋高気圧が勢力を強めて梅雨前線の活動が弱まり、西日本、東日本を中心に梅雨明け前から厳しい暑さとなりました。7月7日には静岡市で観測史上初めて40℃を記録する暑さを観測しています。

7月中旬になると高気圧が南に後退して梅雨前線の活動が活発になり、一時的に平年を下回る時期がありました。

ただ、7月下旬になると再び高気圧が強まって西日本から関東では梅雨が明け、厳しい暑さが戻っています。高気圧が本州付近に中心を移し、上空10,000mほどの高さまで覆ったことで気温の上昇が顕著になりました。

7月19日以降は連日、全国の猛暑日地点が100を超え、22日には今年最多の288地点まで増加。また、29日は栃木県佐野市で日本歴代3位タイの41.0℃を記録するなど猛烈な暑さになっています。

8月も平年より高い予想

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8月は太平洋高気圧の西への張り出しが強い状況が続くとみられ、日本付近には暖かな空気が流れ込む予想となっています。この先1週間程度は西日本を中心に厳しい暑さが続き、その後も平年に比べると高めの傾向が続く見通しです。

6〜8月の夏の平均気温も平年より大幅に高くなる可能性が高く、過去最も暑い夏だった昨年に匹敵かそれ以上になってもおかしくありません。

長期間の厳しい暑さで体調を崩さないよう、日々の体調管理が重要です。
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