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熱中症による救急搬送は6000人超え 今週はさらに熱中症リスク高まる

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2024/07/18 10:45 ウェザーニュース

7月17日(水)、総務省消防庁は2024年7月8日〜14日の熱中症による救急搬送状況を発表しました。

この1週間における全国の熱中症による救急搬送者数は「6,194人」で、先週に比べると3000人ほど減少しました。

今週は各地で猛暑日予想

この1週間の中では搬送者数が最も多かったのは8日(月)の2,271人でした。当日は、上空の強い暖気と日射の影響で、西日本や東日本太平洋側を中心に35℃以上の猛暑日となり、熱中症による搬送者数が増加したことが考えられます。

今週は夏の太平洋高気圧が勢力を強めるために全国的に気温が上がり、晴れると35℃を超える猛暑日となる予想です。熱中症リスクが高まるおそれがあるため、屋内屋外問わず積極的な水分補給など熱中症対策が欠かせません。
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熱中症予防のポイント

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・暑さを避ける
・こまめな水分補給
・急に暑くなる日に注意
・暑さに備えた体づくり
・各人の体力や体調を考慮
・集団活動の場ではお互いに配慮
・暑さ指数の測定値などを把握

日常生活では、からだ(体調、暑さへの慣れ等)への配慮と行動の工夫(暑さを避ける、活動の強さ、活動の時期と持続時間)、および住まいと衣服の工夫が必要です。屋外では帽子や日傘を使う、水分をこまめに摂取する、日中の暑さを避けて活動する、といった基本的なことが大切です。また、室内で発症することも多いので、冷房を適切に使うなど、油断しないようにしましょう。

熱中症のサインとは?

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上の表は代表的な熱中症の症状です。このような症状が見られたら、すぐに涼しい屋内や日陰などに移動して体を冷やし水分を摂るようにしてください。

重症度Ⅲ度の場合は、一刻も早く救急車を呼ぶ必要があります。

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
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出典
総務省消防庁HP、環境省 熱中症環境保健マニュアル