地方ごとに気象庁・気象台が判断
梅雨入り・梅雨明けを発表するのは、地方ごとの気象台です。
沖縄気象台、鹿児島地方気象台、福岡管区気象台、高松地方気象台、広島地方気象台、大阪管区気象台、名古屋地方気象台、気象庁、新潟地方気象台、仙台管区気象台がそれぞれの地方の梅雨入り・梅雨明け発表を担当しています。なお北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁では発表対象に含めていません。
梅雨明けの時期が近づくと毎日、気象庁や各地の気象台の天気予報を担当する部署が検討をして、梅雨明けを発表するかどうか判断しています。
沖縄気象台、鹿児島地方気象台、福岡管区気象台、高松地方気象台、広島地方気象台、大阪管区気象台、名古屋地方気象台、気象庁、新潟地方気象台、仙台管区気象台がそれぞれの地方の梅雨入り・梅雨明け発表を担当しています。なお北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁では発表対象に含めていません。
梅雨明けの時期が近づくと毎日、気象庁や各地の気象台の天気予報を担当する部署が検討をして、梅雨明けを発表するかどうか判断しています。
判断の明確な定義はなし
気象庁の発表する梅雨入り・梅雨明けの決め方には、明確な定義があるわけではありません。
気圧配置の面では、梅雨前線が北上してその地域から離れるか、梅雨前線の活動が弱まって消失するようなときに、梅雨が明けて夏になったとみなすことができますが、その後も様々な要因で雨の降る可能性があります。
気象庁の天気相談所によると、曇りや雨の日が少なくなって晴れの日が多くなると予想され、天気図では梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出してくると、「梅雨明けしたとみられる」と発表しているとのことです。
» この先の天候 長期見解
気圧配置の面では、梅雨前線が北上してその地域から離れるか、梅雨前線の活動が弱まって消失するようなときに、梅雨が明けて夏になったとみなすことができますが、その後も様々な要因で雨の降る可能性があります。
気象庁の天気相談所によると、曇りや雨の日が少なくなって晴れの日が多くなると予想され、天気図では梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出してくると、「梅雨明けしたとみられる」と発表しているとのことです。
» この先の天候 長期見解
梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年は梅雨の中休みが長かったことから大幅な見直しがあり、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年は梅雨の中休みが長かったことから大幅な見直しがあり、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
梅雨明けが発表されないことも
地方によっては、梅雨明けが発表されない年もあります。
日本付近の天候は、8月上旬頃に夏の盛りを迎えるため、その頃まで曇りや雨の日が続いてしまうと、その後やってくる秋雨の季節との区別ができなくなってしまうからです。このため、8月7日前後の「立秋」の頃までに梅雨明けを判断できない場合、「梅雨明けを特定しない」として統計記録されます。
2022年の北陸地方と東北地方は、6月〜7月にそれぞれ梅雨明けの速報的な発表が行われたものの、後日の見直しにより「梅雨明けを特定しない」と記録されています。
日本付近の天候は、8月上旬頃に夏の盛りを迎えるため、その頃まで曇りや雨の日が続いてしまうと、その後やってくる秋雨の季節との区別ができなくなってしまうからです。このため、8月7日前後の「立秋」の頃までに梅雨明けを判断できない場合、「梅雨明けを特定しない」として統計記録されます。
2022年の北陸地方と東北地方は、6月〜7月にそれぞれ梅雨明けの速報的な発表が行われたものの、後日の見直しにより「梅雨明けを特定しない」と記録されています。
今年の梅雨明けは?

予想天気図を見ると、梅雨前線は明日17日(水)には朝鮮半島から東日本方面に、18日(木)以降は朝鮮半島から北日本方面に停滞する状況を読み取ることができます。九州〜近畿では早ければ明日にも、東海や関東甲信では早ければ明後日にも梅雨明けの発表があるかもしれません。これらの地域では遅くとも来週前半までには梅雨明けになると見込んでいます。
ただ、太平洋高気圧の周囲をまわる湿った空気が流れ込みやすい状況が続くため、梅雨前線が北に離れたあとも晴天が続くとは限りません。梅雨前線の動向だけでなく雨の予報も考慮し、気象台は梅雨明けを発表するかどうかを判断することになります。
ただ、太平洋高気圧の周囲をまわる湿った空気が流れ込みやすい状況が続くため、梅雨前線が北に離れたあとも晴天が続くとは限りません。梅雨前線の動向だけでなく雨の予報も考慮し、気象台は梅雨明けを発表するかどうかを判断することになります。

今日も既に九州南部(宮崎県、鹿児島県)では前線が離れて青空が広がっていますが、この先に雨の予報があることから、梅雨明けの発表は見送られたようです。
北陸や東北地方ではこの先も曇りや雨の雨の日がしばらく続きそうです。今のところ梅雨明けの期日は見通すのが難しい状況です。
※ウェザーニュースによる独自予想
» 全国の週間天気予報
北陸や東北地方ではこの先も曇りや雨の雨の日がしばらく続きそうです。今のところ梅雨明けの期日は見通すのが難しい状況です。
2024年 (◊は予想) | 昨年 | 平年 | |
---|---|---|---|
沖縄 | 6月20日頃 | 6月25日頃 | 6月21日頃 |
奄美 | 6月23日頃 | 6月25日頃 | 6月29日頃 |
九州南部 | 7月中旬⬫ | 7月25日頃 | 7月15日頃 |
九州北部 (山口県を含む) | 7月中旬⬫ | 7月25日頃 | 7月19日頃 |
四国 | 7月中旬⬫ | 7月16日頃 | 7月17日頃 |
中国 | 7月中旬⬫ | 7月16日頃 | 7月19日頃 |
近畿 | 7月中旬⬫ | 7月16日頃 | 7月19日頃 |
東海 | 7月中旬⬫ | 7月16日頃 | 7月19日頃 |
関東甲信 | 7月中旬⬫ | 7月22日頃 | 7月19日頃 |
北陸 | 7月下旬⬫ | 7月21日頃 | 7月23日頃 |
東北南部 | 7月下旬⬫ | 7月22日頃 | 7月24日頃 |
東北北部 | 7月下旬⬫ | 7月22日頃 | 7月28日頃 |
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沖縄地方 | 沖縄県 |
奄美地方 | 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村) |
九州南部 | 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方) |
九州北部地方 | 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県 |
四国地方 | 香川県、愛媛県、徳島県、高知県 |
中国地方 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県 |
近畿地方 | 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県 |
東海地方 | 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県 |
関東甲信地方 | 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県 |
北陸地方 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 |
東北南部 | 山形県、宮城県、福島県 |
東北北部 | 青森県、秋田県、岩手県 |
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 低音バッシュ さん