7月7日は梅雨前線の影響を受ける年が多い

九州〜関東甲信地方では梅雨明けの平年値が7月の中旬となっていて、7月7日は梅雨の真っ只中という年がほとんどといえます。過去15年間の天気を調べると、半数以上の年で梅雨前線が本州付近に停滞していて、それ以外の年も気圧の谷などの影響で曇りや雨の所が目立っています。
梅雨前線が活発化して大雨となっている年もあり、夜空を楽しむどころの天気ではない地域もありました。
*過去の天気分布画像は、ウェザーニュース利用者からのユーザー投稿を集計したものです
梅雨前線が活発化して大雨となっている年もあり、夜空を楽しむどころの天気ではない地域もありました。
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伝統的な「七夕」は梅雨明け後の時期だった
なぜこんな時期にと思うかもしれませんが、実は古来の七夕は旧暦の7月7日、つまり明治以降の太陽暦でいう8月頃の行事だったのです。この時期には梅雨も明けているため、星空が綺麗に見られる天気の所が多くなります。
また、旧暦は月の満ち欠けにあわせて日付が決まるため、毎月7日頃には「上弦」に近い細めの半月が南西の空に輝きます。下半分が光る月が、天の川を渡るための舟のように見える、ともいわれます。
国立天文台などでは、旧暦(太陰太陽暦)の7月7日にあたる日を「伝統的七夕」と呼んでいます。伝統的七夕の日付は8月上旬頃〜下旬頃と毎年大きく変わりますが、今年は8月10日(土)が「伝統的七夕」です。
また、旧暦は月の満ち欠けにあわせて日付が決まるため、毎月7日頃には「上弦」に近い細めの半月が南西の空に輝きます。下半分が光る月が、天の川を渡るための舟のように見える、ともいわれます。
国立天文台などでは、旧暦(太陰太陽暦)の7月7日にあたる日を「伝統的七夕」と呼んでいます。伝統的七夕の日付は8月上旬頃〜下旬頃と毎年大きく変わりますが、今年は8月10日(土)が「伝統的七夕」です。
今年の7月7日の夜の天気は?

今年の7月7日(日)の夜は、太平洋高気圧が北への張り出しを強めているため、梅雨前線が日本海〜北日本にまで北上した状態が続きます。気圧配置は梅雨明け後に近く、西日本〜東日本の太平洋側では晴れるところが多くなる見込みです。今年の七夕は星空が見られるチャンスといえそうです。沖縄も夏の夜空が続きます。
一方、北日本は梅雨前線や低気圧の影響で雨の降るところがあり、東日本〜西日本の日本海側も雲の多い空となりそうです。星空を見るのは難しい天気ではありますが、幸いにも梅雨末期の豪雨となるようなところはなさそうです。
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一方、北日本は梅雨前線や低気圧の影響で雨の降るところがあり、東日本〜西日本の日本海側も雲の多い空となりそうです。星空を見るのは難しい天気ではありますが、幸いにも梅雨末期の豪雨となるようなところはなさそうです。
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