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天気痛予報
広範囲で警戒〜注意ランク続く 体調管理に注意

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2024/05/28 16:31 ウェザーニュース

強い勢力の台風1号(イーウィニャ)が日本列島に接近するため、気圧が大きく変動する見込みです。

温帯低気圧に変わる6月1日(土)にかけて広範囲で警戒〜注意ランクの天気痛が続く予想です。気圧の変化で頭痛や関節痛などの天気痛・気象病の症状が出やすい方は体調管理を万全に行ってください。
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その不調、台風のせいかも?

梅雨シーズンから台風シーズンの期間は頭痛やめまいなどの天気痛・気象病に悩む人が増える傾向にありますが、はるか遠くで発生した台風にも天気痛の症状を訴える敏感な人がいます。また、普段は天気痛・気象病を起こさない人でも、大きく気圧が変わる台風の時だけ頭痛やだるさといった身体の不調を起こす人もいます。

強い勢力の台風1号(イーウィニャ)は今日5月28日(火)15時現在、フィリピンの東を北東に進んでいます。今後も北東方向に進んで31日(金)頃には関東の南の海上を通過する予想です。そして、6月1日(土)頃に温帯低気圧へと変わってゆくとみています。

ウェザーニュースの天気痛予報では、台風1号が温帯低気圧に変わる6月1日(土)まで広範囲で警戒〜注意ランクが続くとみており、個人差はあるものの頭痛や関節痛などの天気痛の症状が出る可能性があります。痛みや身体の不調がひどくなる前に早めに対策を行ってください。
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そろそろ梅雨の足音も

本州の梅雨入りが近づいています。

今年は全国的に梅雨入りの時期は「平年より遅く」、梅雨明けの時期が「平年並み」の予想です。梅雨期間が短くなる見通しですが、雨量は全国的に「平年並みか多く」なる見込みです。このため、曇りや雨の日が多く、気圧変化が大きくなる日が続くおそれもあります。

本格的な梅雨シーズンを迎える前に、起床時間を一定にしたり、十分な睡眠を摂るなど生活のリズムを整えて天気痛・気象病の症状の軽減を講じてみてはいかがでしょうか。
» 各地の梅雨入り 梅雨明けは?

天気痛予報を参考に対策を

ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで「警戒」「注意」「やや注意」「安心」の4ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。

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