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【 みんなのライブカメラ設置術】ソーラーパネル編

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2024/04/17 13:17 ウェザーニュース

ウェザーニュースではライブカメラ(ソラカメ™)を設置いただける方を募集中です。その際、原則「屋外」での設置をお願いしています。

このため電源・コード・固定方法などカメラの設置に試行錯誤する方がいらっしゃいます。そこで、ご自宅の環境に近い事例があれば参考いただけるよう、設置時に難しかった点をどのように工夫したのかなど設置者の事例を共有しています。

屋外で電源が取れずお悩みのケースが多いと思いますが、今回はなんと「ソーラーパネル」で解決された事例をご紹介します。

ソーラーパネルと古いカーバッテリーを活用

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823 さん(兵庫県)
『屋外電源が少し遠かったので、どうせなら太陽の力を借りようと、ソーラーパネルと古いカーバッテリーを使ってソラカメを作動させてみました。
ソラカメは消費電力が非常に少ないので、小さなソーラーパネルでも十分作動します。』と設置の様子をリポートで教えていただきました。

なかなか一般の家庭でソーラーパネルをお持ちの方はいないと思います。購入のいきさつや設置方法などを設置者の823さんに詳しく伺いました。
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ソーラーパネル(チャージコントローラー付き)、車のバッテリーで構成されている
823さんのケースでは、ソーラーパネルで発電し、その電力を車のバッテリーに貯めてソラカメに活用されています。

「ソーラーパネルだけでも電源は取れますが、太陽光だけですと夜間や雨の日など発電できない時間帯があり電力が不安定になります。そこで蓄電池の役割として古い車のバッテリーを活用しました。」

ソラカメの電源を確保しながら災害への備えも

そもそもなぜソーラーパネルの購入に至ったのでしょうか。

「車のバッテリーがあがってしまった際に、ただバッテリーを交換するのではなく何か有効利用できないかと思いソーラーパネルを購入しました。当初はソラカメの用途というより、いざという時のためにいつでもバッテリーを使用できるようにしておくためでした。」と、災害への備えがきっかけだったそうです。

「日頃から地震への備えを心がけてきましたが、1番大事なのは災害に備えて一時的に使える電力の確保、通信手段の確保だと考えていました。これで普段は充電をしながらソラカメを撮ることできるし、災害時には電源として一時的に使うことができる。本来捨てる廃バッテリーとソーラーパネルを用いて再生可能なエネルギーを作り出せばSDGsにもつながるのではないかと思い今回この装置を作りました。」

ソラカメの屋外電源問題を環境に配慮しながら解決し、さらにいざという時にも備えることができ一石二鳥にも三鳥にもなるシステムですね。

消費電力が少ないので、もっと小さなソーラーパネルでもOK

ただ、自分の自宅で試すにはちょっと装置が大きくハードルが高いと感じる方も多いと思います。823さんによると、

「このソーラーパネルは25Wくらい、サイズは縦30cm x 横50cmくらいです。ソラカメの消費電力をはかってみたらすごく少なく、1Whくらいしかありませんでした。ソラカメ用としてはここまで大袈裟なソーラーパネルではなくもっと小さいものでも利用できると思います。

今回の装置は充電量を気にせず屋外で常に電気が使えるのが利点で、可搬性は悪いです。キャンプでの使用を兼ねるのであれば、市販の“ポータブル電源”がいいかもしれません。」とアドバイスいただきました。

屋外で電源がとれない環境の方で、いざという時への備えやキャンプでの使用も兼ねて諸々の設置条件に合うようであればソーラーパネルや市販のポータブル電源という選択肢もご検討いただければと思います。

<動画でも解説>ソーラーパネル編

832さんのインタビューも含め、動画でも詳しく解説中です。

<動画>基本編(固定方法・電源・雨対策は?)

みなさんから頂いた設置術を動画でもご紹介しています。
出演:魚住キャスター

皆さんのリポートが設置のヒントになりましたでしょうか?
ぜひお時間のある時に設置をよろしくお願いします。

引き続き、設置ノウハウを募集中です!

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