国内:岩手県沿岸北部のM6.0 最大震度5弱

2日(火)4時24分頃、岩手県沿岸北部を震源とするマグニチュード6.0、深さ71kmと推定される地震が発生しました。メカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
この地震で青森県八戸市、三沢市、野辺地町、五戸町、岩手県宮古市、久慈市、普代村、野田村、軽米町で最大震度5弱、東北の広範囲で震度3〜4の揺れを観測しています。岩手県沿岸北部を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは、2008年7月24日のマグニチュード6.8(最大震度6弱)以来です。
今回の震源付近は沈み込む太平洋プレートと、陸域のプレートとの境界が60km付近と考えられており、この境界に近い所で発生したとみられます。
この地震で青森県八戸市、三沢市、野辺地町、五戸町、岩手県宮古市、久慈市、普代村、野田村、軽米町で最大震度5弱、東北の広範囲で震度3〜4の揺れを観測しています。岩手県沿岸北部を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは、2008年7月24日のマグニチュード6.8(最大震度6弱)以来です。
今回の震源付近は沈み込む太平洋プレートと、陸域のプレートとの境界が60km付近と考えられており、この境界に近い所で発生したとみられます。
国内:台湾付近の地震で沖縄に津波

3日(水)8時58分頃、台湾付近を震源とするマグニチュード7.7、深さ23kmと推定される地震が発生しました。この地震で沖縄県与那国町で最大震度4、石垣市と竹富町で震度3の揺れを観測しています。
地震の規模が大きかったことで気象庁は沖縄県を対象に津波警報を発表し、1〜3mの津波が襲来するおそれがあると予想しました。実際に観測された津波は与那国島と宮古島で0.3m、石垣島で0.2mに留まっています。
震源域が陸域にかかっていたことや、津波のエネルギーが最も大きな方向が沖縄よりも南寄りだったことで、地震の規模の割には津波の影響が小さかったと考えられます。
地震の規模が大きかったことで気象庁は沖縄県を対象に津波警報を発表し、1〜3mの津波が襲来するおそれがあると予想しました。実際に観測された津波は与那国島と宮古島で0.3m、石垣島で0.2mに留まっています。
震源域が陸域にかかっていたことや、津波のエネルギーが最も大きな方向が沖縄よりも南寄りだったことで、地震の規模の割には津波の影響が小さかったと考えられます。
世界:台湾で大きな地震被害

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しています。最も大きな規模の地震は、国内の地震でもピックアップした台湾の地震です。
震源は台湾の東岸で地質調査所ではマグニチュード7.4、台湾当局はマグニチュード7.2と解析しています。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型です。
震源域の一部が陸域にも広がっていたことや地震の規模が大きかったことで、台湾の広い範囲で強い揺れを観測し、震源に近い花蓮県では震度6強の激しい揺れに見舞われました。台湾の震度階級は日本と同じ10段階で示されます。
震度6弱に相当する揺れとなった花蓮市ではビルが倒壊するなど建物に甚大な被害が発生し、6日(土)の時点で13人の死者が確認されました。山間部では土砂崩れも多発しています。
台湾付近はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界になっていて、地震活動が非常に活発です。マグニチュード7を超えるような地震がしばしば発生していて、1999年に発生した「921大地震」などと呼ばれるマグニチュード7.7の地震では甚大な被害に見舞われました。
震源は台湾の東岸で地質調査所ではマグニチュード7.4、台湾当局はマグニチュード7.2と解析しています。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型です。
震源域の一部が陸域にも広がっていたことや地震の規模が大きかったことで、台湾の広い範囲で強い揺れを観測し、震源に近い花蓮県では震度6強の激しい揺れに見舞われました。台湾の震度階級は日本と同じ10段階で示されます。
震度6弱に相当する揺れとなった花蓮市ではビルが倒壊するなど建物に甚大な被害が発生し、6日(土)の時点で13人の死者が確認されました。山間部では土砂崩れも多発しています。
台湾付近はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界になっていて、地震活動が非常に活発です。マグニチュード7を超えるような地震がしばしば発生していて、1999年に発生した「921大地震」などと呼ばれるマグニチュード7.7の地震では甚大な被害に見舞われました。
世界:ニューヨークで珍しい地震

日本時間の5日(金)夜、ニューヨークに近いニュージャージー州を震源とするマグニチュード4.8、深さ約5kmと推定される地震が発生しました。地震メカニズムは横ずれ型と推定されています。
この地震ではニューヨークの中心部でも改正メルカリ震度階級でIVの揺れがあったとみられます。厳密に比較はできないものの、日本の震度階級では震度1〜2程度に相当する揺れです。
ニューヨーク周辺などアメリカ北東部は地震が比較的少なく、今回の震源から250km以内で発生したマグニチュード3以上の地震は1950年以降で40回に留まります。その中でも今回のマグニチュード4.8は最大です。
また、ニューヨークなどに揺れをもたらした地震としては2011年8月にバージニア州で発生したマグニチュード5.8の地震が知られています。
この地震ではニューヨークの中心部でも改正メルカリ震度階級でIVの揺れがあったとみられます。厳密に比較はできないものの、日本の震度階級では震度1〜2程度に相当する揺れです。
ニューヨーク周辺などアメリカ北東部は地震が比較的少なく、今回の震源から250km以内で発生したマグニチュード3以上の地震は1950年以降で40回に留まります。その中でも今回のマグニチュード4.8は最大です。
また、ニューヨークなどに揺れをもたらした地震としては2011年8月にバージニア州で発生したマグニチュード5.8の地震が知られています。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。