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関東や東北太平洋側は花粉大量飛散
「とてもつらい」症状報告が増加

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2024/03/18 13:53 ウェザーニュース

今日18日(月)は強い風により関東や東海、東北太平洋側でスギ花粉の飛散量が多く、「とてもつらい」や「つらい」症状報告が多くなっています。

関東のほぼ全域で「極めて多い」水準に

全国的に北〜北西の風が強く吹いていて、特に東日本、北日本では瞬間的に25m/sを超えるような暴風になっている所があります。この風によってスギ花粉が広範囲に拡散し、山の風下側にあたる関東平野や東北太平洋側などで大量飛散です。

ウェザーニュースが独自に設置している花粉観測機・ポールンロボによる観測結果では、関東平野のほぼ全域や福島県から岩手県にかけての太平洋側で「極めて多い」ランクに達していて、東海でも「非常に多い」や「極めて多い」ランクの所が目立ちます。

今日は砂埃が多く舞っているため、花粉以外の粒子をカウントしている可能性があるものの、それを考慮しても飛散量は多い状況です。
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「とてもつらい」報告が半数を占める

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ウェザーニュースアプリ利用者からの花粉症状報告では、13時30分までの12時間の集計で関東の半数以上の方が「とてもつらい」と回答していて、「つらい」と合わせると8割近くに達しています。東海や東北太平洋側でも「とてもつらい」の割合は40〜50%と高く、多くの人に症状が出ている状況です。

風の強い状態は少なくとも夕方にかけて続く見通しで、花粉の大量飛散も継続するとみられます。外出した時の服やカバンなどには多くの花粉が付着している可能性がありますので、帰宅時に室内に持ち込まないよう十分に注意をしてください。
» ウェザーニュース 花粉観測状況・飛散予想