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気象庁1か月予報
2月も気温は高めで推移 西日本、東日本は変動大きい

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2024/01/26 10:40 ウェザーニュース

25日(木)、気象庁は1月27日から2月26日までの1か月予報を発表しました。

2月に入っても気温が高めで推移し、暖冬傾向が継続する見通しです。西日本、東日本は気温の変動が大きくなる可能性があるため、体調管理などに注意が必要です。

2月も寒気の南下しにくい状況が続く

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この先1か月の気温
2月に入っても気温が平年よりも高い傾向に大きな変化はありません。

北極で蓄積された寒気は太平洋の東部に南下しやすく、日本列島の上空には流れ込みにくい予想となっています。日本付近では冬型の気圧配置が強まったとしても一時的で、長くは続かない見込みです。

この先の平均気温は全国的に平年より高くなるとみられます。現時点で12月以降の冬の気温は平年を大きく上回っている所が多く、2月に入っても気温が高くなる可能性が高いことから、暖冬になるのはほぼ確実な状況です。

気象庁は来週後半の平均気温が平年よりもかなり高くなる可能性があるとして、沖縄から東北の各地域に高温に関する早期天候情報を発表しました。

西日本、東日本は寒暖差が大きい

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気温傾向
地域別の気温傾向を見ると、西日本、東日本は予想の上下の幅が非常に大きく、寒暖の差が大きくなる可能性を表しています。

今回の寒波の後は気温が上昇し、特に西日本は2月のはじめにかけて平年より5℃以上高くなる見込みです。2月中旬になると一転して平年に近い気温まで低下するとみられます。

1か月の平均気温としては平年より高めの傾向ではあるものの、その中での変動は非常に大きくなる予想です。気温変化が大きいので体調管理をしっかりと行うようにしてください。山間部では融雪災害への注意が必要になります。
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西日本から東海は雨が降りやすい

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この先1か月の降水量
冬型の気圧配置が長く続かないため、北日本の日本海側は降水量が平年並みか平年よりも少ない予想となっています。北陸から山陰の降水量は平年並みか多くなるものの、気温が高いため雨になり降雪量は少ない見通しです。

西日本から東海は低気圧や前線の影響を受けやすいため、平年に比べると雨が降りやすくなるとみられます。関東甲信の降水量は平年並みですが、日照時間は少なくすっきりしない天気の日が増える見込みです。
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