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千葉市でスギ花粉の飛散を確認
関東はすでに4割の人に症状

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2024/01/10 14:02 ウェザーニュース

ウェザーニュースは10日(水)千葉県千葉市でスギ花粉の飛散を確認しました。すでに4割ほどの人が花粉症の症状が出始めており、今シーズンは早めの対策が必要になりそうです。

年明け直後よりも症状を感じている人は増加

1月4日(木)〜5日(金)に実施した緊急調査で、花粉の飛散を感じている人が増えていたことから、ウェザーニュースでは8日(月)の夕方からダーラム法による臨時の観測を実施しました。9日(火)朝は花粉を確認できなかったものの、10日(水)朝は0.1個/cm2のスギ花粉を観測しています。

また、8日(月)にウェザーニュースアプリ利用者に改めて花粉を感じているかの調査を行いました。その結果、前回調査よりも増加していることがわかりました。12月の気温が高かったことや、年が明けてからも最高気温が15℃を超えるような日があったことで、雄花の成長が早まり、花粉が飛び始めていると考えられます。

今回実施した「ダーラム法」は1日1回ガラス板に付着した花粉を顕微鏡で数える観測方法で、花粉の種類を見分けることができる一方で、リアルタイムでの飛散状況を把握することはできません。

ウェザーニュースでは2005年から独自の花粉観測機「ポールンロボ」で観測を行っています。今年も全国のユーザー等の協力のもと観測予定です。早い所では今月下旬にも本格的な飛散となりますので、花粉症の方は早め早めに対策を行うようにしてください。
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