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今日は満月
12月の満月は別名「コールドムーン」とも

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2023/12/27 07:07 ウェザーニュース

今日12月27日(水)は満月です。12月の満月はアメリカの農事暦で「コールドムーン」とも呼ばれます。

関東周辺では、雲の隙間を狙ってのお月見となりそうです。しっかりと寒さ対策をしてお月さまを見上げてみてください。
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満月をYouTubeで生中継!(予定)

夕方から天文台の望遠鏡を使用して満月の様子をライブカメラでお届けします。月のクレーターの様子まで見えるかもしれません。今年最後の満月をこちらからもお楽しみください。

関東は雲の隙間からの可能性

今夜は、西高東低の冬型の気圧配置となり、日本海側は雲が広がります。

一方、太平洋側は晴れて、お月様を見ることができそうです。

関東南部は、風と風のぶつかり合いによって雲が発生しやすいため、雲の隙間を狙ってのお月見となるかもしれません。

昼間は寒さが緩んだ地域でも夜になると冬らしい冷え込みとなります。外に出る際は防寒を万全にしてください。
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▼各地の日の入り時刻・月の出時刻
根室 日の入り 15時48分 月の出 15時34分
仙台 日の入り 16時23分 月の出 16時16分
東京 日の入り 16時35分 月の出 16時30分
大阪 日の入り 16時54分 月の出 16時51分
福岡 日の入り 17時17分 月の出 17時16分
那覇 日の入り 17時45分 月の出 17時50分
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12月の満月、英語で”Cold Moon"

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農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは12月の満月を「コールドムーン(Cold Moon/寒月)」と呼ぶようです。寒さが本格化してくる時期の満月にはピッタリの呼び名ですね。
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満月とは

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太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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出典・参考
The Old Farmers' Almanac,国立天文台「ほしぞら情報」,国立天文台「暦計算室」