facebook line twitter mail

北日本や北陸山沿いは大雪に注意
今後さらに数十センチ雪の降る所も

top

2023/11/29 17:30 ウェザーニュース

明日30日(木)にかけては冬型の気圧配置が続き、北日本の日本海側は平野部でも大雪や吹雪に注意が必要です。

今夜以降は上空の寒気が段々と寒気が南下するため、東日本の山沿いでも雪の量が多くなるおそれがあります。

積雪急増や吹雪のおそれ

今日29日(水)は北日本の日本海側を中心にしっかりとした雪となっています。

16時までの12時間に岩手県の湯田で30cm、北海道の和寒でも26cmの雪が降っており、札幌市南区のアメダス小金湯でも朝から25cmの本格的な降雪を観測しています。

また、今日の日中は青森市や盛岡市で4cmの積雪を観測し、東北北部の平地も雪が積もりました。

寒気のピークは明日にかけて

box1
この寒気南下のピークは明日にかけてで、上空1500m付近で−15℃以下の強い寒気が北海道まで南下する予想です。

北日本では引き続き、平野部も含めて広い範囲で雪が降ります。

明日の夜にかけて新たに積もる雪の量は、北海道や東北の広い範囲で10cm以上、山沿いでは20cm以上になるところが多く、場所によっては50cm近くに達する予想です。

積雪急増や吹雪による視界不良、また気温が低いため路面凍結にも十分な注意が必要です。
» 大雪ピンポイント影響予測(会員向け)

北陸山沿いも雪の量が増える

明日は上空の寒気が今日よりも南に広がり、平地で雪を降らせる目安となる上空1500m付近で−6℃以下の寒気は北陸から山陰の沿岸まで南下する見込みです。

このため、今日は目立った降雪のなかった関東北部や甲信、北陸の山沿いでも、今夜からはしっかりとした雪になるとみられます。

また、山陰の山間部も積雪となるところがありそうです。

積雪によって路面状況が著しく悪化したり、山間部では雪崩が発生する危険があるので注意が必要です。

大気の状態が不安定になるため、北陸から山陰の平野部は雪にならなくても、雷や雹(ひょう)を伴って雨が強まったり、竜巻などの突風にも注意が必要です。
» GPS検索 ピンポイント天気予報» ピンポイント天気予報