国内:神奈川県東部でM4.2の深発地震
10日(金)10時00分頃、神奈川県東部を震源とするマグニチュード4.2、深さ105kmと推定される地震が発生しました。この地震では東京都千代田区、町田市、神奈川県相模原市緑区、厚木市で最大震度3、関東の広範囲で震度1〜2の揺れを観測しています。
神奈川県東部を震源とする最大震度3以上の地震は去年7月9日以来、今回と同じような深発地震に限定すると、去年2月1日以来です。地震のメカニズムは東北東ー西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
沈み込む太平洋プレートと陸域のプレートの境界に近く、時々規模が大きめな深発地震が発生する領域です。
今回の地震では震央周辺から北東側で揺れを観測したエリアが大きく広がっていて、西側の静岡県や山梨県では強く揺れた地点が多くありませんでした。典型的ではないものの、「異常震域」と呼ばれる震度分布になっています。
深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。
神奈川県東部を震源とする最大震度3以上の地震は去年7月9日以来、今回と同じような深発地震に限定すると、去年2月1日以来です。地震のメカニズムは東北東ー西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
沈み込む太平洋プレートと陸域のプレートの境界に近く、時々規模が大きめな深発地震が発生する領域です。
今回の地震では震央周辺から北東側で揺れを観測したエリアが大きく広がっていて、西側の静岡県や山梨県では強く揺れた地点が多くありませんでした。典型的ではないものの、「異常震域」と呼ばれる震度分布になっています。
深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。
国内:鹿児島県ではM5.0の深発地震
11日(土)5時50分頃、鹿児島県大隅地方を震源とするマグニチュード5.0、深さ約110kmと推定される地震が発生しました。この地震では鹿児島県大隅町、大崎町で最大震度4、鹿屋市、志布志市、鹿児島市、宮崎県宮崎市、都城市などで震度3を観測しています。
鹿児島県大隅地方を震源とする強い揺れの地震は珍しく、気象庁の詳しい記録が残る1919年以降、最大震度4以上を観測するのは初めてです。
似たタイプの地震として1947年にマグニチュード4.9、深さ139kmの地震があります。当時は地震計が少なかったため、宮崎県都城市で震度2を観測したのが最大でしたが、現在のような観測網であれば、震度3以上を観測していた可能性は高いとみられます。
鹿児島県大隅地方を震源とする強い揺れの地震は珍しく、気象庁の詳しい記録が残る1919年以降、最大震度4以上を観測するのは初めてです。
似たタイプの地震として1947年にマグニチュード4.9、深さ139kmの地震があります。当時は地震計が少なかったため、宮崎県都城市で震度2を観測したのが最大でしたが、現在のような観測網であれば、震度3以上を観測していた可能性は高いとみられます。
世界:インドネシアでM7.1の地震 余震も頻発
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。いずれもインドネシア・バンダ海で発生した地震です。
日本時間の8日(水)午後、インドネシアのバンダ海を震源とするマグニチュード7.1、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
規模の大きな地震でしたが、島からは少し離れていたため揺れによる被害はなく、横ずれ型のメカニズムで津波の発生もありませんでした。この地震の直前と約8時間後にはマグニチュード6.7の地震があり、日本時間の11日(土)にマグニチュード6.1の地震が起きるなど、余震活動は活発です。
バンダ海周辺はインド・オーストラリアプレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートが近接しています。より小規模のマイクロプレートも複数存在していると考えられ、複雑な構造をしている領域です。
マグニチュード7を超えるような地震は深さ100km以上の深発地震が目立ち、今年1月には深さ約105km、マグニチュード7.6の地震が起きました。
最近の浅いタイプの地震としては、少し西側の東ティモール近くで2004年にマグニチュード7.5の地震が発生しています。ただし、メカニズムは今回と違う逆断層型です。
日本時間の8日(水)午後、インドネシアのバンダ海を震源とするマグニチュード7.1、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
規模の大きな地震でしたが、島からは少し離れていたため揺れによる被害はなく、横ずれ型のメカニズムで津波の発生もありませんでした。この地震の直前と約8時間後にはマグニチュード6.7の地震があり、日本時間の11日(土)にマグニチュード6.1の地震が起きるなど、余震活動は活発です。
バンダ海周辺はインド・オーストラリアプレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートが近接しています。より小規模のマイクロプレートも複数存在していると考えられ、複雑な構造をしている領域です。
マグニチュード7を超えるような地震は深さ100km以上の深発地震が目立ち、今年1月には深さ約105km、マグニチュード7.6の地震が起きました。
最近の浅いタイプの地震としては、少し西側の東ティモール近くで2004年にマグニチュード7.5の地震が発生しています。ただし、メカニズムは今回と違う逆断層型です。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。