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フェーン現象で日本海側は気温上昇
福岡など11月らしくない夏日予想

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2023/11/09 08:32 ウェザーニュース

今日9日(木)は東北を中心に冷え込みが強まりました。岩手県では氷点下まで気温が下がり、この冷え込みで盛岡や青森では初霜を観測しました。

昼間は、山陰や北陸などの日本海側はフェーン現象が発生するため、気温が上がる見込みです。一日の寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないようにお気をつけください。関東は昼間は20℃前後の過ごしやすい陽気となります。

東北で冷え込み、初霜の観測も

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今朝にかけて全国的に穏やかに晴れていたため、地上付近の熱が上空へと逃げる放射冷却現象が効いて、東北を中心に冷え込みました。今朝、最も気温の下がった岩手県盛岡市のアメダス薮川では最低気温−3.5℃を観測(富士山を除く)しています。東北ではほとんどのところで今季最低の気温を観測。これでほぼ平年並みの気温です。また、青森や盛岡では初霜の観測も発表されました。

▼初霜観測
 ・青森
  平年より8日遅く、昨年より14日遅い
 ・盛岡
  平年より14日遅く、昨年より21日遅い

フェーン現象で夏日の可能性

今日9日(木)は高気圧の中心が日本の東に移り、南寄りの風が吹きやすくなります。特に山陰や北陸などの日本海側は風が山越えとなってフェーン現象が発生するため、気温が上がる見込みです。

最高気温は金沢市で24℃、鳥取市や福岡市では25℃の夏日を予想しています。そのほかの西日本も気温は高く、高知市や大阪市で24℃など11月らしくない高温となりそうです。

関東や東北南部は昨日と大きく変わらず、昼間は20℃前後の過ごしやすい陽気が続きます。北海道は日差しが増えるため最高気温は昨日よりも上がる予想です。朝と昼間の気温差がかなり大きくなるため、服装選びや体調管理にお気をつけ下さい。
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