満月は西日本〜東日本の太平洋側で観測チャンス
今夜は上空の気圧の谷が日本海から接近するため、北日本や北陸を中心に雲が広がります。
一方、東日本〜西日本の太平洋側では晴れるところが多く、満月を見られる所が多くなりそうです。北日本の日本海側や関東甲信、山陰でも雲は多めながら観測のチャンスはありそうです。
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▼各地の月の出時刻
根室 月の出 15時54分
仙台 月の出 16時19分
東京 月の出 16時27分
大阪 月の出 16時46分
福岡 月の出 17時08分
那覇 月の出 17時27分
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一方、東日本〜西日本の太平洋側では晴れるところが多く、満月を見られる所が多くなりそうです。北日本の日本海側や関東甲信、山陰でも雲は多めながら観測のチャンスはありそうです。
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根室 月の出 15時54分
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月食の時間帯は関東で雲が増える予想

月食が起こるのは全国同じ時間で、食の始まりが4時34分頃、食の最大が5時14分頃、食の終わりが5時53分頃です。この時間帯には各地とも月は西の低い空に傾きます。
関東甲信や東北南部では夜が更けるにつれて上空の気圧の谷の通過に伴い雲が増える予想で、西の低い空まで晴れている所は縮小する見通しです。月食が見られる可能性は低くなってしまいそうです。
西日本〜東海の太平洋側では引き続き晴れるところが多く、部分月食を見られるチャンスといえそうです。
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関東甲信や東北南部では夜が更けるにつれて上空の気圧の谷の通過に伴い雲が増える予想で、西の低い空まで晴れている所は縮小する見通しです。月食が見られる可能性は低くなってしまいそうです。
西日本〜東海の太平洋側では引き続き晴れるところが多く、部分月食を見られるチャンスといえそうです。
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月食は、太陽・地球・月が一直線に並ぶ時に起こり、月が地球の影に隠されることで、地球から見ると月が欠けていく様子が楽しめる天文現象です。今回見られるのは、月の一部が欠けたように見える「部分月食」で、月の直径の12.8%が隠されます。

月食の時刻や月の欠け具合は全国で同じです。ただ、月食の際に月が見える方角や高さは異なります。
部分食の終わりの際、月の高度は那覇で9.6度、京都で4.7度、東京で1.8度、札幌で2.6度しかありません。特に東日本と北日本は月の高度がとても低くなります。西の空が開けた場所で、部分月食をお楽しみください。
部分食の終わりの際、月の高度は那覇で9.6度、京都で4.7度、東京で1.8度、札幌で2.6度しかありません。特に東日本と北日本は月の高度がとても低くなります。西の空が開けた場所で、部分月食をお楽しみください。
10月の満月、英語で”Hunter's Moon”

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、10月の満月の代表的な呼び方に「ハンターズムーン(Hunter's Moon/狩猟月)」という名前があるそうです。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、10月の満月の代表的な呼び方に「ハンターズムーン(Hunter's Moon/狩猟月)」という名前があるそうです。
満月とは

満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。
地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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満月の近くで木星も輝く

今夜は満月から少し離れた所を追うように、明るい木星が輝きます。そして明日29日(日)夜~30日(月)明け方には、月は木星にさらに近づきます。
木星は約マイナス2.8等もの明るさで輝くため、夜空の中でも存在感のある月と木星が隣り合う姿は見物です。
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木星は約マイナス2.8等もの明るさで輝くため、夜空の中でも存在感のある月と木星が隣り合う姿は見物です。
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出典
The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」
国立天文台「暦計算室」