大雪山系では紅葉が見頃終盤を迎えています。寒さ対策は万全にしてお出かけください。

・十勝岳(凌雲閣周辺〜白銀山周辺)
十勝岳連峰の山肌に、シラカンバ、ダケカンバ、ナナカマド、ハイマツなどが赤や黄色のパッチーワークの様に紅葉します。11日(水)時点で、十勝岳の山頂には雪が積もり、冬の景色と秋の景色を一気に楽しめます。

・大雪山(層雲峡温泉〜旭岳温泉街)
層雲峡の峡谷を彩る紅葉は、紅葉谷や銀河・流星の滝、大函といった観光地のみならず、温泉街全体を赤く染めます。旭岳温泉周辺にはいくつかの軽ハイキングコースがあり、ミネカエデやオガラバナなどの紅葉を楽しむことができます。「日本一早い紅葉」が作り出す幻想的な世界をお楽しみください。

・神仙沼(神仙沼自然休養林)
神仙沼は高山植物やアカエゾ松に囲まれた神秘的な沼です。秋の水面に木々の赤が映し出され、より神秘的になります。アカエゾマツ、ダケカンバ、ナナカマド、モミジなどが色づきます。
» 北海道の紅葉名所一覧

週末の天気見解

14日(土)は高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。15日(日)は日本海から低気圧が接近するため、雲が広がりやすくなります。両日ともにお出かけには問題のない天気ですが、土曜日の方が晴れて青い空に紅葉が映えそうです。

朝晩は寒く、昼間は過ごしやすい体感ですが、山は気温が低く寒く感じます。日曜日は雲が広がりやすい分、少し肌寒く感じそうです。暖かい服装で紅葉狩りを楽しんでください。

東北でも高温の影響で紅葉の色づきが遅れいましたが、岩手や宮城、山形の山々では見頃を迎えているところがあります。

・栗駒山(いわかがみ平)(宮城県)
宮城県、岩手県、秋田県の３県にまたがる栗駒山。山全体にカエデ、ドウダン、ツツジ、ナナカマドなどがあり、燃え立つような極彩色の大パノラマとなります。赤、黄、オレンジ、緑のグラデーションに染まる「神の絨毯」をお楽しみください。登山と紅葉を一緒に楽しむのもおすすめです。

・岩木山(中腹付近)(青森県)
8合目から9合目にかけての紅葉は、錦のじゅうたんを敷いたような鮮やかさを見せます。密生する落葉松の色彩も見事で、夕陽に浮かび上がる黄褐色の景観は幻想的です。初雪の頃、雪の白、紅葉の赤、老松の緑の3色のハーモニーが絶妙です。

・早坂高原(岩手県)
早坂高原では自然そのままの紅葉が広がり、高原ならではの360度に近い紅葉のパノラマを見ることができます。青空と白い雲と紅葉のコントラストをお楽しみ下さい。またブナの木を中心とした広葉樹の中を散策することができます。

・須川湖畔(秋田県)
栗駒山・秣岳の紅葉が湖に映り綺麗な景色です。松などの針葉樹の緑と紅葉のコントラストが鮮やかになる地域です。週末は見頃を迎える予想です。

・月山(山形県)
夏の高山植物の花々から、ミネカエデやナナカマド等の低木類の葉の紅葉や草紅葉が主役に変わります。最盛期に山全体が赤や黄に彩られる様子は、まさに天然絵巻です。8日(日)時点の取材によると、頂上付近から姥ヶ岳が見頃で、リフトの上部駅付近もほぼ見頃になっています。

・磐梯吾妻スカイライン(福島県)
吾妻連峰をぬって走る山岳道路で「日本の道百選」にも選ばれています。不動沢橋から眺める紅葉は圧巻です。10日(火)時点の取材によると、乙女沢、かもしか沢〜浄土平〜双竜の辻〜天鳳境、不動沢天狗の庭が見頃を迎えています。
» 東北地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

14日(土)は、高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。15日(日)は低気圧が接近するため、雲が広がり雨の降る可能性があります。お出かけは土曜日の方が良さそうです。

紅葉が見頃の地域では昼間でも10〜15℃と寒さを感じそうです。平野部との気温差があるので、調節しやすい服装がオススメです。

・明治神宮外苑いちょう並木(東京都)
青山通りから聖徳記念絵画館をのぞむ道の両側に146本のイチョウ並木があり、11月下旬になると黄金色に輝きます。

・国営昭和記念公園(東京都)
「かたらいのイチョウ並木(98本・300m)」と立川口「カナール沿い(106本・200m)」は、黄葉シーズンには黄金色のトンネルとなり園内でも人気の高いスポットです。「日本庭園」ではカエデ類(約300本)が紅葉します。その他、ケヤキやカツラ、ナンキンハゼなどの広葉樹も季節の彩りを添えます。

・高幡不動尊(東京都)
約1350株の大モミジ、イロハモミジが見られる高幡不動尊。うち350株は樹齢100年～300年の古木たちです。すでに見頃を迎えており、今週末も鮮やかな紅葉が楽しめそうです。

・トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園(埼玉県)
北欧の童話の世界をモチーフにした公園です。自然に囲まれた園内には個性的な建物が点在しています。秋には樹木が黄色やオレンジに色づき、美しい景観を楽しむことができます。

・大山地区の紅葉(大山寺・大山阿夫利神社下社) (神奈川県)
大山ケーブルカーで約2分のところにある「大山寺」の門前の紅葉は、葉が大きく真っ赤に染まり、迫力満点です。ケーブルカー終点の「大山阿夫利神社下社」では相模湾が一望でき、境内の紅葉とのコラボレーションが美しい人気のスポットです。

・国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県)
森林公園は東京ドーム約65個分の広大な敷地に雑木林や池沼、湿地など多様な環境が広がっており、11月には順次、園内が秋色に染まります。おすすめは中央口エリアの『カエデ園』で、約20種･500本のカエデが紅や黄に次々と紅葉する様子を楽しむことができます。11月12日(土)から27日(日)にかけてライトアップ＆イルミネーションの夜間開園を実施予定です。

・武蔵嵐山渓谷(埼玉県)
清らかな聖水が力強く流れる秩父華厳の滝。滝から溢れるマイナスイオンに心から癒されます。ライトアップイベント期間中には、滝と併せて鮮やかな赤色やオレンジ色の紅葉もライトアップされ、幻想的な景色を見ることが出来ます。

・少林山達磨寺(群馬県)
境内は真っ赤なモミジや黄色いイチョウのほかにサクラやツツジ、イイギリなど様々な紅葉に包まれます。本堂に積まれたご供養を待つ多数のだるまさん、少林山最古の茅葺屋根の観音堂、タウトの暮らした洗心亭と紅葉のコラボレーションを楽しむとこができます。
» 関東地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

26日(土)は雲が広がりスッキリしない天気です。雨の降る可能性があるため、紅葉狩りは傘をお伴に。27日(日)は雲の広がる可能性がありますが、日差しが届きそうです。

27日(日)の最高気温は関東南部で17℃前後の予想です。昼間はこの時期らしい気温ですが、日向ではポカポカしても日が陰るとヒンヤリと感じそうです。上着で上手に体感温度を調節してください。

・白馬八方尾根(長野県)
今の時期は、白馬連峰では山頂の白(雪)、中腹の赤(紅葉)、麓の緑と三段の紅葉が楽しめます。八方尾根自然研究路をトレッキングしながら、秋の白馬に触れてみませんか。

・白駒の池(長野県)
標高2100m以上の湖としては日本最大の天然湖です。真っ赤なドウダンツツジと黄金色に輝くダケカンバが湖畔を彩り、鮮やかな景色に魅了されます。
» 中部地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

紅葉が見頃となっている北陸や長野北部は、14日(土)は高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。15日(日)は低気圧が接近するため、雲が広がり雨の降る可能性があります。お出かけは土曜日の方が良さそうです。

朝晩は寒く、昼間は過ごしやすい体感となります。調節しやすい服装がオススメです。

・清水寺(京都府)
本堂を包み込むように生い茂るモミジなど、境内では1000本以上のモミジが真っ赤に染まります。現在見頃を迎えており、12月上旬にかけて美しい紅葉を楽しむことができます。

・平等院(京都府)
世界遺産にも登録されている平等院と紅葉のコラボレーションが楽しめます。また、近くを流れる宇治川沿いも紅葉の名所で毎年沢山の人を魅了しています。

・祇王寺(京都府)
11月中旬から下旬にかけて、境内の苔庭にモミジが舞い散り「散り紅葉」の景色が出来ていきます。緑の苔と紅葉とのコントラストが美しいです。

・京都御苑(京都府)
苑内では、約20本あるイチョウの巨木の黄葉と、地面に広がる「黄金の絨毯」を長い間楽しむことができます。

・日吉大社(滋賀県)
全国3800社の日吉、日枝、山王神社の総本宮です。13万坪の広大な境内には、東西両本宮を中心に40社もの社殿が点在しています。3000本のもみじが社殿を包む景色は圧巻です。11月6日〜12月5日は境内のライトアップを行っています。

・牛滝山(大阪府)
古くからもみじの名所として知られる牛滝山大威徳寺。国の重要文化財である室町時代に建てられた多宝塔と紅葉の景色は、訪れた人を魅了します。※滝への道は通行止めとなっています。

・播磨中央公園・ラクウショウの並木道(兵庫県)
「ファンタジーロード」と名付けられた約300mのラクウショウ並木は、映画のロケ地にもなった場所で、新緑と紅葉の時期が美しいです。特に紅葉は、色づきはじめから落葉まで、ひと月近く、様々な表情で楽しませてくれます。
» 近畿地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

26日(土)は雲が広がりやすく、にわか雨の可能性があります。27日(日)は日差しが届いて穏やかな紅葉狩り日和となりそうです。

紅葉が見頃を迎えている京都市などでは、昼間の気温は15℃〜20℃の予想です。朝晩は10℃近くまで気温が下がるため、上着で上手に体感温度を調節してください。

・鰐淵寺(島根県)
本坊前の川沿いから紅葉が始まり本堂へ上る参道の石段は紅葉のトンネルとなります。すでに見頃を迎えており、週末も美しい紅葉を楽しめそうです。

・縮景園(広島県)
モミジ、ハゼ、ケヤキなどが紅葉し、縮景園の歴史ある景観を彩ります。超然居や駐杖榻から撮る丹楓林や明月亭周辺が絶景ポイントです。すでに見頃を迎えており、今週末も美しい紅葉を楽しむことができます。

・東光寺(山口県)
東光寺は、大照院と並ぶ毛利家の菩提寺で、元禄4年(1691年)に創建されました。大雄宝殿そばのイチョウや、墓所にある石灯籠を包むように色づく紅葉を楽しむことができます。
» 中国地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

26日(土)は雲が広がりやすく、にわか雨の可能性があります。27日(日)は日差しが届いて穏やかな紅葉狩り日和となります。

昼間は20℃近くまで気温が上がるところがある予想ですが、日差しの有無で体感は変化します。また、朝晩との気温差が大きいので、調節できる服装が良さそうです。

・奥道後壱湯の守(愛媛県)
紅葉数千本が石手川沿い、奥道後全体を包み込んで錦秋を飾り、多くの落葉樹が色を添えます。特にうるしなどの深紅や真黄の鮮やかなアクセントが紅葉を一段と引き立てます。

・特別名勝　栗林公園(香川県)
紅く色づいたタカオカエデが湖面に映し出す得も言われぬ幻想的な景色をお楽しみ下さい。11月18日〜27日は、21時まで秋のライトアップを開催しています。

・金刀比羅宮(香川県)
境内地の裏参道の全域及び奥社道の白峰神社周辺の紅葉が素晴らしいです。すでに半分以上色づいており、今週末は見頃の紅葉を楽しめる予想です。
» 四国地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

26日(土)は雲が広がりやすく、雨の降るところがあります。紅葉狩りには傘をお持ちください。27日(日)には天気が回復し、日差しが届きます。

昼間は20℃近くまで気温が上がるところがある予想ですが、日差しの有無で体感は変化します。また、朝晩との気温差が大きいので、調節できる服装が良さそうです。

・清水寺本坊庭園(福岡県)
室町時代に雪舟が造ったと伝えられる日本庭園です。四季それぞれ風趣に富んでいますが、紅葉の美しさはひときわ見事です。12月上旬にかけて紅葉を楽しむことができます。

・大公孫樹(大イチョウ)(佐賀県)
高さ約30.5m、根回り12m、樹齢約1000年といわれます。国の天然記念物に指定され、その巨木を真下から仰ぎ見ると、スケールに圧倒されます。秋の黄金色に色づいた美しさは格別です。

・白馬渓(大分県)
美しい渓谷を散策しながら紅葉が楽しめます。白馬渓堤の周囲、大神宮、舞堂付近が紅葉の絶景ポイントです。

・藺牟田池県立自然公園(鹿児島県)
7つの外輪山に囲まれた静かな池には、多様な動植物種が生息する貴重な自然環境が残っています。周囲約3kmの湖畔には梅や桜などの並木があり春は花見、秋は紅葉と楽しむことができます。
» 九州地方の紅葉名所一覧

週末の天気見解

26日(土)は雲が広がりやすく、雨の降るところがあります。紅葉狩りには傘をお持ちください。27日(日)には天気が回復し、日差しが届きます。

昼間は20℃近くまで気温が上がり、この時期らしい体感です。ただ、27日(日)の方が日差しが届く分、日向ではポカポカとした穏やかな陽気になりそうです。朝晩との気温差が大きいので、調節できる服装が良さそうです。
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
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