アフガニスタンでM6.5の地震 局地的に強い揺れ襲ったか
2023/10/07 15:58 ウェザーニュース
日本時間の10月7日(土)15時41分頃、海外で地震がありました。震源地はアフガニスタン(気象庁の地域区分ではインド付近)で、地震の規模(マグニチュード)は6.3と推定されます。
震央の近くでは局地的に、日本での震度5強程度に相当する強い揺れが襲ったと解析されていて、揺れによる被害の発生が懸念されます。
また、この30分ほど後の日本時間16時12分頃にも再びM6.5の地震が発生し、日本での震度5強〜6弱程度に相当する強い揺れが襲った模様です。
※震源は気象庁(16:12分の地震に限る)/米国地質調査所国立地震情報センター(USGS, NEIC)による
震源近傍で津波の可能性
津波が発生した場合、到達までにかかる時間 米国海洋大気庁Webサイトより
太平洋津波警報センター(PTWC)によると、以下の国や地域では0.3m〜1mの津波襲来のおそれがあります。
バヌアツなどで津波を観測
この地震により、震源近傍では最大で0.04mの海面変動が観測されました。
観測された津波の高さ(3時28分 PTWC発表)
0.78m バヌアツ タンナ島
0.75m ニュージーランド グレートバリア島
0.48m 豪領ノーフォーク島 キングストン
0.29m 仏領ニューカレドニア ウワンヌ
日本の沿岸では津波被害の心配なし
気象庁によると、国内で若干の海面変動が予想される沿岸は次のとおりです。
震源近傍では“日本での震度5強”程度の揺れか
米国地質調査所国立地震情報センター(USGS, NEIC)によると、震央付近の陸地では最大で改正メルカリ震度階級のⅧ程度の強さの揺れ方になったと解析されています。
厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5強〜6弱程度に相当する揺れと考えられます。
震源は陸地直下の浅いところと推定されていて、地震の規模の割に強い揺れが狭い地域を襲ったと考えられます。揺れによる被害の発生が懸念されます。
揺れによる被害もない見込み
震源周辺には陸地はないため、揺れによる被害もないものと考えられます。