雲の渦はアラスカからカリフォルニアまで広がる
アメリカ・カナダの国境付近の沖合に、大きく渦を巻いた雲がみられます。雲の最も北側はアラスカ付近、南側はカリフォルニア州の北部まで広がるほどです。
この雲は発達した温帯低気圧に伴う雲で、日本時間の今日26日(火)朝の中心気圧は968hPaとハリケーンに匹敵するような勢力になっています。強風をもたらす範囲が広く、アメリカ西海岸では沿岸の強い所で瞬間的に20m/s超の強い風が吹いています。
この雲は発達した温帯低気圧に伴う雲で、日本時間の今日26日(火)朝の中心気圧は968hPaとハリケーンに匹敵するような勢力になっています。強風をもたらす範囲が広く、アメリカ西海岸では沿岸の強い所で瞬間的に20m/s超の強い風が吹いています。
西海岸の広い範囲で強雨や高波に注意
温帯低気圧は相対的に重たく冷たい空気と、軽い暖かな空気がぶつかり合う所で発生し、暖かい空気と冷たい空気が上下で入れ替わることで生まれる運動エネルギーを直接利用して構造を保っています。寒気と暖気の温度差が大きいほど、発達しやすくなります。
北米大陸の西海岸には上空5500m付近で−18℃以下の寒気が流れ込む一方で、地表に近い所には南から暖かく湿った空気が流入しているため低気圧が発達しました。
低気圧の動きが遅いため、27日(水)にかけてアメリカからカナダの西海岸では風が強く吹く見込みです。また、強い西寄りの風によって雨雲が次々に運ばれてくるため、局地的には雨も強まるとみられ、気象当局は高波や強雨による洪水などに注意を呼びかけています。
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北米大陸の西海岸には上空5500m付近で−18℃以下の寒気が流れ込む一方で、地表に近い所には南から暖かく湿った空気が流入しているため低気圧が発達しました。
低気圧の動きが遅いため、27日(水)にかけてアメリカからカナダの西海岸では風が強く吹く見込みです。また、強い西寄りの風によって雨雲が次々に運ばれてくるため、局地的には雨も強まるとみられ、気象当局は高波や強雨による洪水などに注意を呼びかけています。
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