上空は15~20m/sの強風
秋雨前線は関東付近から西日本の太平洋沿岸にかけて伸びています。富士山周辺の雨は前線が通過した未明がピークで、9時の時点では小康状態になっています。
雨が弱まっても湿った空気が残っていることに加え、富士山頂付近では平均で15~20m/sの強い西寄りの風が吹いているため、笠雲が発生したとみられます。
雨が弱まっても湿った空気が残っていることに加え、富士山頂付近では平均で15~20m/sの強い西寄りの風が吹いているため、笠雲が発生したとみられます。
笠雲のできる仕組み
笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲です。山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
・上空の風が強い
・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。
強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。
時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲ができて、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。
午後にかけては前線が本州の南岸に停滞するため、富士山周辺ではすっきりしない天気が続きます。富士山が見えなくなるくらい雲が低くなると、雨が降りやすくなりますので、この後も富士山の様子に注目です。
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・上空の風が強い
・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。
強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。
時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲ができて、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。
午後にかけては前線が本州の南岸に停滞するため、富士山周辺ではすっきりしない天気が続きます。富士山が見えなくなるくらい雲が低くなると、雨が降りやすくなりますので、この後も富士山の様子に注目です。
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写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)モモママさん