国内:福島県沖でM4.3 最大震度3の地震
16日(土)4時36分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード4.3、深さ約50kmと推定される地震が発生しました。
この地震で福島県広野町、楢葉町、富岡町、大熊町で最大震度3、福島県の広い範囲と宮城県の一部で震度2の揺れを観測しました。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。福島県沖を震源とする地震で震度3以上を観測するのは6月24日以来、約3か月ぶりで今年8回目です。深さ50km前後で発生する地震は福島県沖で多くみられるタイプになります。
2021年、2022年にはマグニチュード7以上の大きな地震も起きている領域です。ここ1年半くらいはマグニチュード6を超える地震が発生しておらず、今後の動向が注目されます。
この地震で福島県広野町、楢葉町、富岡町、大熊町で最大震度3、福島県の広い範囲と宮城県の一部で震度2の揺れを観測しました。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。福島県沖を震源とする地震で震度3以上を観測するのは6月24日以来、約3か月ぶりで今年8回目です。深さ50km前後で発生する地震は福島県沖で多くみられるタイプになります。
2021年、2022年にはマグニチュード7以上の大きな地震も起きている領域です。ここ1年半くらいはマグニチュード6を超える地震が発生しておらず、今後の動向が注目されます。
国内:トカラ列島で群発地震は小康状態に
8日(金)未明に活動が始まった奄美地方・トカラ列島の近海の群発地震は小康状態となってきました。
この1週間では11日(月)の未明にマグニチュード5.3で最大震度4、12日(火)にマグニチュード4.6で最大震度3が発生したものの、地震の回数は減少傾向です。
13日(水)以降は微小なものも含めた地震の発生頻度が少なくなり、16日(土)は震度1以上の有感地震が起きていません。活動は小康状態になったと言えます。
この1週間では11日(月)の未明にマグニチュード5.3で最大震度4、12日(火)にマグニチュード4.6で最大震度3が発生したものの、地震の回数は減少傾向です。
13日(水)以降は微小なものも含めた地震の発生頻度が少なくなり、16日(土)は震度1以上の有感地震が起きていません。活動は小康状態になったと言えます。
世界:フィリピンの北でM6.3の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しています。最も大きな地震はフィリピン近海で起きたマグニチュード6.3です。
日本時間の12日(火)夜、フィリピン・ルソン島の北の海域を震源とするマグニチュード6.3、深さ約41kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北東ー南西方向に圧力軸を持つ型で、やや横ずれ成分を含むと解析されています。
震源に近いバブヤン諸島ではやや強い揺れに見舞われた可能性があるものの、被害が出るほどではなかったとみられます。ルソン島からは少し離れていたため、強く揺れた所はありませんでした。
フィリピンのルソン島周辺はフィリピン海プレートが沈み込んでいるため、地震が発生しやすい領域です。今回の震源近くではマグニチュード6クラスの地震がしばしば起きていて、最近では昨年6月にマグニチュード6.0が発生しています。
日本時間の12日(火)夜、フィリピン・ルソン島の北の海域を震源とするマグニチュード6.3、深さ約41kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北東ー南西方向に圧力軸を持つ型で、やや横ずれ成分を含むと解析されています。
震源に近いバブヤン諸島ではやや強い揺れに見舞われた可能性があるものの、被害が出るほどではなかったとみられます。ルソン島からは少し離れていたため、強く揺れた所はありませんでした。
フィリピンのルソン島周辺はフィリピン海プレートが沈み込んでいるため、地震が発生しやすい領域です。今回の震源近くではマグニチュード6クラスの地震がしばしば起きていて、最近では昨年6月にマグニチュード6.0が発生しています。
モロッコの余震活動は低調
モロッコで9日(土)に発生したマグニチュード6.8の地震では、建物の倒壊などによって約3000人の方が亡くなりました。
内陸部の大きな地震の後だけに余震活動が懸念されていましたが、本震の直後にマグニチュード4.9、14日(木)にマグニチュード4.6があったのが目立つくらいで、余震活動はそれほど活発ではありません。
ただ、これだけの規模の地震があまり起きていない領域だけに、このまま余震が少ない状態で活動を終えるかはわかりません。今後の動向には引き続き注意が必要です。
内陸部の大きな地震の後だけに余震活動が懸念されていましたが、本震の直後にマグニチュード4.9、14日(木)にマグニチュード4.6があったのが目立つくらいで、余震活動はそれほど活発ではありません。
ただ、これだけの規模の地震があまり起きていない領域だけに、このまま余震が少ない状態で活動を終えるかはわかりません。今後の動向には引き続き注意が必要です。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。