「オメガブロック」のパターンを形成
ヨーロッパ付近は上空を吹く強い西風、偏西風が大きく北に蛇行しています。風の流れがギリシャ文字のΩ(オメガ)のように見えることから、「オメガブロック」と呼ばれるパターンです。
オメガブロックが形成されると特定の地域が数日もしくはそれ以上の期間、暖かな空気に覆われて気温の高い状態が続きます。9日(土)の上空1500m付近の気温分布をみると、+15℃以上の領域がイギリスや北欧まで広がり、フランス周辺は日本の真夏に流れ込むような+18℃以上の領域に覆われている状況です。
パリ・オルリー空港では、9月2日(土)から連日30℃を上回り、8日(金)には34.8℃を観測しました。イギリスでもロンドン・ヒースロー空港で5日連続の30℃以上と、9月としては異例な暑さになっています。この暑さはあと数日程度続く見込みです。
WMOとコペルニクス気候変動サービスは、7月に続いて8月も過去最も暑くなったと発表しました。こうした高温の傾向が9月に入っても続いているとみられます。
グテーレス国連事務総長は気候変動の回避に向けて、一刻の猶予もないと述べて、各国の行動を求めました。
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オメガブロックが形成されると特定の地域が数日もしくはそれ以上の期間、暖かな空気に覆われて気温の高い状態が続きます。9日(土)の上空1500m付近の気温分布をみると、+15℃以上の領域がイギリスや北欧まで広がり、フランス周辺は日本の真夏に流れ込むような+18℃以上の領域に覆われている状況です。
パリ・オルリー空港では、9月2日(土)から連日30℃を上回り、8日(金)には34.8℃を観測しました。イギリスでもロンドン・ヒースロー空港で5日連続の30℃以上と、9月としては異例な暑さになっています。この暑さはあと数日程度続く見込みです。
WMOとコペルニクス気候変動サービスは、7月に続いて8月も過去最も暑くなったと発表しました。こうした高温の傾向が9月に入っても続いているとみられます。
グテーレス国連事務総長は気候変動の回避に向けて、一刻の猶予もないと述べて、各国の行動を求めました。
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