湿気った海苔を復活させる3つの方法
梅雨からずっと湿度の高い時期が続いていますが、湿気があると、ちょっと油断しただけで海苔は湿気ってしまいます。
ウェザーニュースでは、湿気ってしまった海苔を皆さんがどのように活用しているのか、「そのまま使う」「乾燥させる」「汁気のある料理に使う」「佃煮などにアレンジ」という4つの選択肢から、アンケート調査を実施しました。
全体の結果は、「そのまま使う」が46%で最も高い割合に。次いで「乾燥させる」39%、「汁気のある料理に使う」10%、「佃煮などにアレンジ」5%と続きます。
また、年代別に詳しく見ると、若い世代ほど「そのまま使う」が多く、年配の世代ほど「乾燥させる」や「佃煮などにアレンジ」が多くなっているようです。各世代で特徴が出ていることが分かりますね。
ウェザーニュースでは、湿気ってしまった海苔を皆さんがどのように活用しているのか、「そのまま使う」「乾燥させる」「汁気のある料理に使う」「佃煮などにアレンジ」という4つの選択肢から、アンケート調査を実施しました。
全体の結果は、「そのまま使う」が46%で最も高い割合に。次いで「乾燥させる」39%、「汁気のある料理に使う」10%、「佃煮などにアレンジ」5%と続きます。
また、年代別に詳しく見ると、若い世代ほど「そのまま使う」が多く、年配の世代ほど「乾燥させる」や「佃煮などにアレンジ」が多くなっているようです。各世代で特徴が出ていることが分かりますね。
「海苔はパリッとしていてこそ、風味や香りが生きるもの。湿気を含むと、しんなりやわらかくなり、香りもなくなってしまいます」と山本山 PR担当の吉田直人さんは言います。
しかし、湿度が高い時期にはうっかりすると湿気ってしまうことはあるものです。
「短時間で軽く湿気った程度なら、簡単な方法で湿気を解消し、もとに近い風味や食感を取り戻せます」(吉田さん)
そこで、湿気った海苔を復活させる方法を3つ教えていただきました。
「どれも簡単ですが、食べる直前に食べる分だけ行うようにしてください」(吉田さん)
しかし、湿度が高い時期にはうっかりすると湿気ってしまうことはあるものです。
「短時間で軽く湿気った程度なら、簡単な方法で湿気を解消し、もとに近い風味や食感を取り戻せます」(吉田さん)
そこで、湿気った海苔を復活させる方法を3つ教えていただきました。
「どれも簡単ですが、食べる直前に食べる分だけ行うようにしてください」(吉田さん)
(1)強火で炙る
ガスコンロの火で湿気ってしまった海苔を炙り、水分を蒸発させます。ガスコンロの火から20cm位から少しずつ近づけて、20~30秒程度炙ります。
「コツは、強火の遠火で炙ることです。持ち替えながら、火に当たる部分を少しずつかえ、両面そして四隅も炙ります。香ばしい香りが立ちのぼってきたら出来上がりです。炙りすぎると茶色く変色したり、焦げくさい香りになるので注意しましょう。
炙った海苔をビニール袋に入れて軽くもめば、『もみ海苔』も作れます」(吉田さん)
※炙る際は火傷しないよう十分に注意して行ってください
(2)フライパンで焼く
フライパンを中火〜強火で温める。海苔を入れ、両面をそれぞれ約15~20秒ずつ温めます。
「海苔がフライパンから浮かないよう、箸やヘラで軽く抑えながら加熱します。ふんわりと海苔の香りが立ちのぼってきたら、フライパンから出しましょう。加熱しすぎると、海苔が変色してしまうので注意してください」(吉田さん)
(3)電子レンジで加熱する
広めのお皿に海苔を入れ、電子レンジで500~600Wで約30秒加熱します。
「まだ湿気っているようなら、裏返してもう30秒加熱すると、手軽にパリッとした食感を取り戻すことができます」(吉田さん)
ガスコンロの火で湿気ってしまった海苔を炙り、水分を蒸発させます。ガスコンロの火から20cm位から少しずつ近づけて、20~30秒程度炙ります。
「コツは、強火の遠火で炙ることです。持ち替えながら、火に当たる部分を少しずつかえ、両面そして四隅も炙ります。香ばしい香りが立ちのぼってきたら出来上がりです。炙りすぎると茶色く変色したり、焦げくさい香りになるので注意しましょう。
炙った海苔をビニール袋に入れて軽くもめば、『もみ海苔』も作れます」(吉田さん)
※炙る際は火傷しないよう十分に注意して行ってください
(2)フライパンで焼く
フライパンを中火〜強火で温める。海苔を入れ、両面をそれぞれ約15~20秒ずつ温めます。
「海苔がフライパンから浮かないよう、箸やヘラで軽く抑えながら加熱します。ふんわりと海苔の香りが立ちのぼってきたら、フライパンから出しましょう。加熱しすぎると、海苔が変色してしまうので注意してください」(吉田さん)
(3)電子レンジで加熱する
広めのお皿に海苔を入れ、電子レンジで500~600Wで約30秒加熱します。
「まだ湿気っているようなら、裏返してもう30秒加熱すると、手軽にパリッとした食感を取り戻すことができます」(吉田さん)
湿気った海苔の活用法2選
湿気って風味などちょっと落ちてしまった海苔でも、諦める必要はないといいます。
「ひと手間かければ、美味しく食べることができます。手軽で便利な『佃煮』と『海苔ドレッシング』の作り方をご紹介しましょう」(吉田さん)
【海苔の佃煮】
▼1:小鍋に海苔1枚を小さくちぎり、水40cc、醤油大さじ1、砂糖小さじ1、みりん小さじ1/2を入れ、火にかける
▼2:一度沸騰したら、弱火にして約3分煮る。水分がなくなり、つやが出てきたら出来上がり
「砂糖やみりんは、お好みで調整してください。ごはんにはもちろん、バタートーストにもよく合います。チーズや生クリームと一緒にパスタに和えたり、サッとゆでた野菜で和え物にするのもおすすめです」(吉田さん)
【海苔ドレッシング〉】
▼1:耐熱容器に海苔1枚を小さくちぎって入れ、水30ccを入れて電子レンジで1分加熱する
▼2:オリーブオイル大さじ2、お酢大さじ1、砂糖ひとつまみをよく混ぜ、1に合わせる
「お刺身やサラダ、豆腐などによく合います。少しアレンジしたいときは、梅肉やわさびを少々加えると爽やかな風味を楽しめます」(吉田さん)
「ひと手間かければ、美味しく食べることができます。手軽で便利な『佃煮』と『海苔ドレッシング』の作り方をご紹介しましょう」(吉田さん)
【海苔の佃煮】
▼1:小鍋に海苔1枚を小さくちぎり、水40cc、醤油大さじ1、砂糖小さじ1、みりん小さじ1/2を入れ、火にかける
▼2:一度沸騰したら、弱火にして約3分煮る。水分がなくなり、つやが出てきたら出来上がり
「砂糖やみりんは、お好みで調整してください。ごはんにはもちろん、バタートーストにもよく合います。チーズや生クリームと一緒にパスタに和えたり、サッとゆでた野菜で和え物にするのもおすすめです」(吉田さん)
【海苔ドレッシング〉】
▼1:耐熱容器に海苔1枚を小さくちぎって入れ、水30ccを入れて電子レンジで1分加熱する
▼2:オリーブオイル大さじ2、お酢大さじ1、砂糖ひとつまみをよく混ぜ、1に合わせる
「お刺身やサラダ、豆腐などによく合います。少しアレンジしたいときは、梅肉やわさびを少々加えると爽やかな風味を楽しめます」(吉田さん)
海苔の保存に最適の場所は?
今回は、湿気ってしまった海苔の活用法を紹介しましたが、海苔はパリッとしたまま食べるのが一番おいしいものです。
「開けたての風味をできるだけ保つのに適しているのは、冷蔵庫です。海苔のパッケージの空気をしっかり抜いて、密閉して入れます。
冷蔵庫保存した場合、使うときにもおいしさを保つコツがあります。冷蔵庫から出したら常温になるまでパッケージを開かないようにするのです。冷たいままパッケージを開くと、空気中の水分を一気に吸着してしまいます。使うタイミングより少し前に出しておくとよいですね」(吉田さん)
海苔は、巻き寿司やおにぎり、磯辺揚げ、そば、丼、うどん、サラダなど、食卓に欠かせない食材です。湿度が高い時期でも海苔の風味を味わえるようにしましょう。
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「開けたての風味をできるだけ保つのに適しているのは、冷蔵庫です。海苔のパッケージの空気をしっかり抜いて、密閉して入れます。
冷蔵庫保存した場合、使うときにもおいしさを保つコツがあります。冷蔵庫から出したら常温になるまでパッケージを開かないようにするのです。冷たいままパッケージを開くと、空気中の水分を一気に吸着してしまいます。使うタイミングより少し前に出しておくとよいですね」(吉田さん)
海苔は、巻き寿司やおにぎり、磯辺揚げ、そば、丼、うどん、サラダなど、食卓に欠かせない食材です。湿度が高い時期でも海苔の風味を味わえるようにしましょう。
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参考資料など
取材協力/山本山