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7日にかけて広く強雨や大雨のおそれ
線状降水帯が形成される可能性も

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2023/09/05 18:14 ウェザーニュース

明日6日(水)から明後日7日(木)にかけては前線や熱帯低気圧、台風の影響で広い範囲で雨の強まるおそれがあります。道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。

気象庁は、明日6日(水)午前中から午後にかけて、四国地方で線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとの気象情報を発表しました。線状降水帯が形成された場合は、局地的に雨量が増えるおそれがあります。

新潟県では3時間降水量が250mmに

今日5日(火)は西日本日本海側から北陸、東北に秋雨前線がのびています。また、台風12号から変わった熱帯低気圧は四国の南にあり、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発になっている状況です。

前線付近では雨の強まっている所が多く、17時30分現在は特に北陸や中国地方西部で激しい雨や猛烈な雨となっています。16時00分に記録的短時間大雨情報が発表された新潟県糸魚川市青梅付近では、3時間降水量が250mmに達しました。
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道路冠水や土砂災害などに警戒

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7日(木)の24時間予想降水量
明日は元台風12号の熱帯低気圧が天気図に描かれなくなるものの、四国沖を東に進む見込みです。前線は、西日本から東日本を通過するとみています。このため、西日本や東日本、東北は広く雨が降り、前線の近くや湿った空気が流れ込みやすい太平洋側で降り方が強まるおそれがあります。

また、日本の南で別で発生している熱帯低気圧は明日までに台風となり、7日(木)頃に関東沖を通過する予想です。伊豆諸島は台風の進路にあたる可能性が高く、荒天に警戒が必要となります。台風が陸地に近い所を通った場合は、千葉県や神奈川県など関東の沿岸部を中心に、台風周辺の活発な雨雲がかかる可能性があります。

各地、多い所では1時間に50mmを超える激しい雨や雷雨となって、道路冠水が発生するおそれがあります。また、総降水量は四国で200mm前後、中国地方や近畿・東海・北陸で100mm前後となる予想です。河川の増水や土砂災害の発生に警戒してください。
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