インドネシア付近でM7.1の地震 震源が深く津波の心配なし
2023/08/29 05:03 ウェザーニュース
日本時間の8月29日(火)4時55分頃、海外で地震がありました。震源地はインドネシア付近(バリ海)で、震源の深さは約520km、地震の規模(マグニチュード)は7.1と推定されます。
震源が深かったため、この地震による津波の心配はありません。
※震源は太平洋津波警報センター(PTWC)による。
<更新>気象庁は5時25分に「遠地地震に関する情報」を発表しました。この地震による津波の心配はありません。
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震源近傍で津波の可能性
バヌアツなどで津波を観測
この地震により、震源近傍では最大で0.04mの海面変動が観測されました。
観測された津波の高さ(3時28分 PTWC発表)
0.78m バヌアツ タンナ島
0.75m ニュージーランド グレートバリア島
0.48m 豪領ノーフォーク島 キングストン
0.29m 仏領ニューカレドニア ウワンヌ
日本の沿岸では津波被害の心配なし
気象庁によると、国内で若干の海面変動が予想される沿岸は次のとおりです。
震源近傍では“日本での震度3〜4”程度の揺れか
米国地質調査所国立地震情報センター(USGS, NEIC)によると、震央付近の陸地では最大で改正メルカリ震度階級のⅤ程度(海域ではⅥ程度)の強さの揺れ方になったと解析されています。
厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度3〜震度4程度に相当する揺れと考えられます。
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揺れによる被害もない見込み
震源が深かったため、揺れも最大で日本での震度1〜3程度だったと考えられます。揺れによる被害もない見込みです。
気象庁の解析では、この地震のメカニズムは南南西—北北東方向に張力軸をもつ正断層型と解析されています。震源は小スンダ列島よりも北側でしたが、列島の南側にあるプレート境界から深く沈み込んでいるプレートの付近で発生した地震と考えられます。
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