7月の世界の気温は過去最高を上回る見通し
コペルニクス気候変動サービスによると、7月23日までの世界の平均表面気温は16.95℃でした。これまでに7月の最高気温を記録した2019年の16.63℃を大きく上回っており、このまま行けば7月1か月の史上最高気温になることはほぼ確実な状況です。
注目される点は海面水温が非常に高いことで、5月中旬頃から海面水温の上昇がみられ、7月19日の海面水温の平均値は20.94℃と過去最高値まで0.01℃と迫りました。最終的な7月の記録に関しては8月8日に公開される予定です。
国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した(the era of global warming has ended” and “the era of global boiling has arrived.)」と警告し、最悪の事態を食い止めることはまだ可能であり、そのためには世界各国が気候変動対策のための行動をすぐに起こさなくてはならないとコメントしています。
注目される点は海面水温が非常に高いことで、5月中旬頃から海面水温の上昇がみられ、7月19日の海面水温の平均値は20.94℃と過去最高値まで0.01℃と迫りました。最終的な7月の記録に関しては8月8日に公開される予定です。
国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した(the era of global warming has ended” and “the era of global boiling has arrived.)」と警告し、最悪の事態を食い止めることはまだ可能であり、そのためには世界各国が気候変動対策のための行動をすぐに起こさなくてはならないとコメントしています。
アメリカ・フェニックスは110°F以上が1か月継続
7月はアメリカやヨーロッパ、アジアなど夏を迎えている北半球の各地で熱波に見舞われています。
アメリカ南部では6月の終わり頃から暑さが続いていて、アリゾナ州のフェニックスでは日最高気温が110°F(約43.3℃)以上の日が29日連続(7月28日時点)と過去の記録を更新中です。
アメリカ国立気象局は30日(日)まで110°F以上が継続、31日(月)にようやく記録がストップすると予想しています。
バイデン大統領は労働者を暑さから守る必要があるとして、労働省に対し史上初となる暑さに関する警報発令を要請しました。
アメリカ南部では6月の終わり頃から暑さが続いていて、アリゾナ州のフェニックスでは日最高気温が110°F(約43.3℃)以上の日が29日連続(7月28日時点)と過去の記録を更新中です。
アメリカ国立気象局は30日(日)まで110°F以上が継続、31日(月)にようやく記録がストップすると予想しています。
バイデン大統領は労働者を暑さから守る必要があるとして、労働省に対し史上初となる暑さに関する警報発令を要請しました。
日本も連日の危険な暑さでまさに「熱波」
日本でも26日(水)からは最高気温が35℃以上の猛暑日が連日200地点以上と、「熱波」といっても良いような厳しい暑さが続いています。
東京都心では昨日28日(金)までに5日連続の猛暑日となり、すでに観測史上3番目の長さです。この先も少なくとも1週間程度は35℃以上を予想しており、過去最長記録である、2022年6月25日~7月3日の”連続9日間”を更新する可能性が高くなっています。
地球温暖化の対策がすぐに行われたとしても、効果が現れるには時間がかかります。日々の暑さ対策をしっかり行うとともに、何十年先の未来のためにひとりひとりが行動を変えていくことが重要です。
» 熱中症情報 暑さ指数(WBGT)を確認
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東京都心では昨日28日(金)までに5日連続の猛暑日となり、すでに観測史上3番目の長さです。この先も少なくとも1週間程度は35℃以上を予想しており、過去最長記録である、2022年6月25日~7月3日の”連続9日間”を更新する可能性が高くなっています。
地球温暖化の対策がすぐに行われたとしても、効果が現れるには時間がかかります。日々の暑さ対策をしっかり行うとともに、何十年先の未来のためにひとりひとりが行動を変えていくことが重要です。
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