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アリューシャン列島でM7.3の地震 日本では津波被害の心配なし

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2023/07/16 16:04 ウェザーニュース

日本時間の7月16日(日)15時48分頃、海外で規模の大きな地震がありました。震源地はアリューシャン列島(米国、アラスカ半島)で、地震の規模(マグニチュード)は7.3と推定されます。

この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。

米国国立津波警報センター(NTWC)は津波の可能性があるとして、アラスカ半島とアラスカ南部にTSUNAMI WARNING(津波警報に相当)を発表していましたが、17時47分までにすべて解除されました。太平洋津波警報センター(PTWC)は太平洋の広域では津波被害の心配はないとしています。

※震源はPTWCによる。

<更新>
気象庁は16時17分に「遠地地震に関する情報」を発表しました。この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。

NTWCは16時47分に、アラスカ半島とアラスカ南部に発表していたTSUNAMI WARNING(津波警報に相当)をTSUNAMI ADVISORY(津波注意報に相当)に切り替えました。

NTWCは17時47分に、全てのTSUNAMI ADVISORY(津波注意報に相当)を解除しました。

若干の海面変動を観測

この地震により、震源近傍では最大で0.15mの海面変動が観測されました。

観測された津波の高さ(17時47分 NTWC発表)
 0.15m 米国アラスカ州 サンドポイント
 0.15m 米国アラスカ州 キングコーブ

日本の沿岸では津波被害の心配なし

気象庁によると、国内で若干の海面変動が予想される沿岸は次のとおりです。

<津波予報(若干の海面変動)>
 北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里・外房

若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません。若干の海面変動が予想される時刻は、早い沿岸で16日(日)20時30分頃です。これらの沿岸では今後半日程度は若干の海面変動が継続する可能性が高いと考えられます。

震源近傍では“日本での震度4〜5弱”程度の揺れか

米国地質調査所国立地震情報センター(USGS, NEIC)によると、震央付近の陸地では最大で改正メルカリ震度階級のⅥ程度(海域ではⅦ程度)の強さの揺れ方になったと解析されています。

厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度4〜震度5弱程度に相当する揺れと考えられます。
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