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東北は過去の記録上回る大雨か
河川氾濫や土砂災害に警戒

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2023/07/14 15:44 ウェザーニュース

今日14日(金)は梅雨前線が北上しており、雨の範囲が北陸から東北へと移ってきました。明日15日(土)は東北の日本海側を中心に断続的に激しい雨が降り、大雨のおそれがあります。記録的な雨量となる可能性もあり、厳重な警戒が必要です。

非常に暖かく湿った空気が強く流入

梅雨前線は北陸や東北に雨を降らせながら北上を続け、明日の朝には東北北部に達します。前線の南側を沿うように、非常に暖かく湿った空気が強く流れ込むため、東北の日本海側には活発な雨雲が次々とかかる見込みです。

空気中に含まれる水蒸気の量が多い上、水蒸気を運ぶ風が強いため、強い雨の継続時間が長くなると考えられます。

秋田県を中心に明後日16日(日)の午前中にかけて同じような所で強雨が続く可能性があります。前線の位置や風の流れによっては、青森県津軽地方や山形県庄内地方でも雨が強まりますので、これらのエリアで特に警戒が必要です。
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記録的な大雨で災害リスクが高まる

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16日(日)夕方までの予想積算雨量
これから明後日16日(日)夕方までの総雨量は広い範囲で100mmを超え、多い所では200~300mmに達する予想となっています。

九州など西日本に比べ、東北は普段の雨の量が少なく、200mmを超えると過去の48時間雨量の最大値を上回る所が出てきます。去年8月の大雨災害の際も、一部の観測地点で過去の雨量の記録を更新していました。

記録的な大雨によって河川の増水、氾濫や土砂災害などの危険性が高まりますので、備えや避難の準備などを早めに行うようにしてください。

【参考】48時間雨量の最大値
 弘前(青森) 243.0mm
 秋田(秋田) 198.0mm
 大館(秋田) 207.0mm
 酒田(山形) 252.0mm
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