福岡県久留米市に「緊急安全確保」発令 警戒レベル5 命を守る行動を
2023/07/12 12:54 ウェザーニュース
福岡県久留米市では土砂災害がさらに発生する可能性が極めて高い状況であるため、土砂災害警戒区域に対して警戒レベル5「緊急安全確保」の避難情報が発令されているところがあります。
先日からの大雨で地盤の緩んでいる状況で、本日の強雨により土砂災害が発生しやすい状況になっています。土砂災害の発生に最大限の警戒が必要です。斜面や崖など危険な場所からは離れ、移動が困難な場合は頑丈な建物の上の階に移動するなどして、身の安全を確保してください。
少しでも安全な場所へ
今日7月10日(月)は発達した雨雲の帯が東西に伸びており、九州北部の広い範囲に非常に激しい雨を降らせています。昼頃にかけて活発な雨雲のかかりやすい状況が続き、氾濫による浸水は拡大するおそれがあります。
急な斜面や崖の近くからは離れて、できるだけ安全な近くの避難所などへ避難するようにしてください。すでに河川があふれて浸水が始まっているなど移動が困難な場合は、できるだけ頑丈な建物の高いところで、身の安全を確保するようにしてください。
雨のピークを越えたあとも、新たに土砂災害や低い土地の浸水、河川氾濫などが発生する危険があるので、厳重な警戒が必要です。
いま被害の発生していない場所でも、今後急激に状況が悪化するおそれもあります。少しでも危険を感じた場合には、避難情報が出ていなくても自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
» 30時間先までの雨雲レーダー
少しでも安全な場所へ
発達した雨雲により、九州北部では激しい雨が降っています。雨のピークは昼過ぎ頃にかけてですが、雨のピークを越えたあとも、新たに土砂災害が発生する危険があるので、厳重な警戒が必要です。
急な斜面や崖の近くからは離れて、できるだけ安全な近くの避難所などへ避難するようにしてください。すでに移動が困難な場合は、できるだけ頑丈な建物の高いところで、身の安全を確保するようにしてください。
いま被害の発生していない場所でも、今後急激に状況が悪化するおそれもあります。少しでも危険を感じた場合には、避難情報が出ていなくても自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
» 30時間先までの雨雲レーダー
「顕著な大雨に関する情報」とは
顕著な大雨に関する情報とは、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている状況を「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報です。
線状降水帯による大雨が、災害発生の危険度の高まりにつながるものとして社会に浸透しつつあるため、危機感を伝えるために2021年から運用が始まりました。
情報が発表された地域の周辺では危険が迫っているため、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、速やかに適切な行動をとるようにしてください。
なお気象庁によると、過去のデータを用いたシミュレーションの結果、この「顕著な大雨に関する情報」は1年間に全国で約10〜20事例程度の発表が想定されるとのことです。発表の頻度は特別警報と比べて多いものの、当該の地域にとっては数年に一度あるかないかの大雨ですので、決して油断をしないようにしてください。