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アイスランド レイキャネス半島で火山噴火 亀裂から溶岩

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2023/07/11 12:12 ウェザーニュース

アイスランドの首都、レイキャビクに近い、レイキャネス半島の火山Litli-Hrutur付近で現地時間の10日(月)夕方に噴火が始まりました。溶岩を噴出している亀裂の長さは1km以上に達しているとみられます。

溶岩とともに火山ガスを噴出

レイキャネス半島ではこの所、地震活動が活発になっており、9日(日)にはマグニチュード5.2の規模の大きな地震が発生していました。アイスランドの地震は火山活動に伴うケースが大半です。

アイスランド当局は噴火が発生した10日(月)の夜に記者会見を行いました。噴火に伴って溶岩とともに多くの火山ガスを放出しており、注意が必要としています。

また、噴火による国内線や国際線の航空便への影響は出ていません。

アイスランドは大西洋中央海嶺に位置していて、「ホットスポット」と呼ばれるマグマの浮上する所にできており、火山活動が活発になっています。レイキャネス半島ではここ数年、噴火が多く発生しており、活動が落ち着いている状況のときは、比較的近い所で噴火の様子を見ることができます。

現時点で溶岩による被害はないとみられますが、亀裂が拡大するおそれがあるため、噴火の中心地には近づかないように呼びかけています。
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