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うっかり日焼け、赤くなったときのケア○と×
保冷剤あてるのは?

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2023/07/20 05:15 ウェザーニュース

急な日差しの強さにうっかり日焼けして、焦ってはいないでしょうか。そんなとき必要なのは美白化粧品? パック? それはNG?

野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生に、ケアの「○」と「×」を詳しく教えていただきます。

うっかり日焼け後の「○」と「×」

シミやシワ、老化の原因となる日焼けのダメージは、何とか最小限にしたいもの。ところが、ケアのつもりが肌に負担となってしまうこともあるようです。

(1)保冷剤で冷やす?


正解は○
日焼け直後のほてりを冷やすのはよい。ただし保冷剤は肌に直接当てない。

「日焼け直後に赤みやほてり、ヒリヒリした痛みは、体がダメージを受けているサインです。サンバーンといって軽い火傷のような状態なので、できるだけ早く水で濡らしたタオル、冷たいシャワーなどで冷やします。

保冷剤や氷嚢(ひょうのう)などを使うのもよいですが、直接肌に当てると皮膚に凍傷が生じたり、弱っている皮膚にくっついて皮がむけたりすることがあります。直接肌に触れないよう柔らかいタオルなどでくるんで使用しましょう」(野村先生)

(2)赤くなったらすぐ美白化粧品?


正解は×
美白化粧品は、赤み・ほてりが落ち着いてから。まずは、刺激の少ない化粧水などを。

「赤みやほてりがある肌はとても敏感な状態です。美白化粧品の成分が刺激となってしまうことがあるので使用は控えましょう。アルコールの入っている化粧水や血行を促進するクリームなども同様です。

保湿は刺激の少ない化粧水を使います。肌が乾燥してカサカサする場合は、低刺激性の保湿剤やクリームを使います。いずれもやさしくたっぷり塗ることが大切です」(野村先生)


(3)きゅうりやレモンのパックが効く?


正解は×
食材を使ったパックは肌への刺激が強いのでやめる。

「きゅうりやレモンなど食材を使ったパックは肌への刺激となり、シミを増長させてしまいますので絶対に止めましょう。せっかくビタミンCなど肌によい成分が含まれているのですから、ぜひ“口から補給”を。日焼けした肌が回復するには、ビタミンCのほかビタミンE、良質なたんぱく質、亜鉛などを意識して摂るのもよいですね」(野村先生)

(4)肌のパッティング


正解は×
日焼け直後は叩くと刺激に。化粧水のコットンを肌にのせて保湿を。

「繰り返しになりますが、日焼け直後の肌はとても敏感な状態です。パッティングは刺激となってしまうので止めましょう。シートパックや肌のマッサージなども控えた方がよいです。化粧水をたっぷり染み込ませたコットンを肌にのせて保湿する程度に留めましょう」(野村先生)


(5)半むけの皮をむく


正解は×
日焼けした肌を無理に剥がすのは厳禁。かゆくてもかかない。

「肌の赤みやほてりは次第に落ち着き、ターンオーバー(代謝)が行われることで肌が新しく生まれ変わっていきます。しかし、肌を無理にはがしたり、ゴシゴシこするのは絶対にいけません。

てりや赤みが落ち着いたら、美白化粧水や代謝を促す美容液などを開始して肌の回復を促します。乾燥しがちなので、保湿も忘れずに行います」(野村先生)

日焼けを侮ってはいけない

野村先生は、「夏の日焼け・紫外線を軽く考えてはいけない」と忠告します。少しの外出でもきちんと日焼け止めを使用すること、帽子や日傘なども使用し、強い陽射しをなるべく避けることが必要だといいます。

「サンバーンの赤みやほてり、ヒリヒリした痛みは、肌の炎症です。さらに、日焼け後は脱水になりやすいので、水分補給をきちんと行いましょう。

痛みが強い場合は、冷やすだけでなく火傷用の薬を使います。痛みがひどかったり、冷やしてもほてりがおさまらない、水ぶくれになるなどの場合は、なるべく早く皮膚科を受診します。

レジャーやスポーツシーンでは、しっかり日焼け止めを使用したつもりが、汗などで落ちてしまうことが珍しくありません。また、マスクのつけ外しなども日焼け止めが落ちる原因になります。こまめな塗り直しを心がけてください」(野村先生)

これから夏本番を迎えます。日焼け対策・ケアを怠らず肌を守っていきましょう。
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